おとぼけ歴史クイズ

 赤穂浪士討ち入り後の吉良邸はどうなったでしょうか
放送日
2016.01.07

 時は元禄15年12月14日未明、播州赤穂四十七士が本所松坂町の吉良邸に討ち入り、本懐を遂げました。この有名な赤穂浪士吉良邸討ち入り事件のその後のことについては、みなさんよくご存知のことでしょう。その後、幕府による、吉良家お取りつぶし、翌16年2月に、吉良邸など屋敷もろとも所領没収と相成りました。
 さて問題は、幕府に没収された新築1年余りのキラキラの吉良邸はその後どうなったでしょうか。正しいものはどれでしょう。
@ 事件の殊勲者梶川与惣兵衛に下げ渡されたが、後日、誰かに放火されて焼失した。
A 商人に払い下げられ、解体されて古木材にされた。
B 松平日向守に預けられ、その後、犬などの動物収容所・療養所となった。
正解はA
 松平日向守に預けられ、利用希望者(藩)を募集したが、誰も応募せず。それで、幕府はただ同然に民間に払い下げ、業者はしばらく空き家に、しかも借り手もなし。仕方がなく、解体し、古木材として売ろうとしたが、これも全然売れず。その後、江戸中に吉良邸の古材木が紛れ込んでいるとの噂に相場が暴落、家具や建具までも売れなくなった。
 吉良邸の周辺は新開地として年々店も多く進出するなど賑わいを見せ発展していたが、いっぺんに街の雰囲気が悪化、人気も落ちた。

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