“緊急提案A” 「ひょうごの偉人顕彰館」構想

(神戸市内の旧宅跡に建つラフカディオ・ハーン=小泉八雲の顕彰碑)
 兵庫県は歴史上多くの偉人を輩出してきました。ところが、限られた地元において特定の偉人を記念館や資料館に展示紹介、顕彰されていますが、県内各地、各分野、各時代を通して主だった偉人を網羅している施設は未だありません。
 ひょうごの偉人をテーマにした資料館があれば、分散している偉人に関する貴重な史料等を総合的に把握・蓄積することができ、社会教育・生涯教育の場となり、偉人の功績を後世に広く継承・顕彰する拠点となります。
 偉人と関係の深い機関等が協力し、既存の展示可能なコンテンツ類を活用して、基礎的な機能から整備する小顕彰館方式が適当です。この方式であれば、各界の協力体制が整えば、比較的短時間低コストで実現が可能と思われます。
1.当面の事業概要
(1)常設展示および企画展示(説明パネル及びゆかりの記念品等)
(2)関連図書、史料、映像資料、記念品等の収集と閲覧、偉人データベースの製作
(3)講演、公開講座の開催
(4)相談ガイダンス、図書等の販売
(5)賛助会員制度、ボランティアスタッフ会、ホームページの運営
2.偉人顕彰館整備の適地
 神戸のHAT神戸の遊休施設(地)の活用が望ましい。
(HAT神戸には全国・海外から小中学生・高校生を含む年間約40万人近くの来場がある「人と防災未来センター・防災未来館」や「県立美術館」などがあり、その来場者の誘導が可能である。また、JR新幹線や在来線、各私鉄が最寄で、観光バス駐車場も完備された交通至便な地であること。また、遊休施設等が存在すること等の適地条件が揃っている。)
3.当面必要となる施設等
 常設展示室、企画展示コーナー、図書資料閲覧コーナー、映像情報閲覧ブース、作業室兼小会議室(講座用は近隣の施設を随時借りる)、資料等保管室、事務室(相談・案内ブーズ付)
常設展示コーナー(イメージ)
映像情報閲覧コーナー(イメージ)
講演会・公開講座(イメージ)
4.運営体制
(1)運営主体として、実行委員会またはNPO法人を設立する。構成機関としては、地方自治体、立地施設管理者、展示コンテンツ類保有者、大学等研究機関など。
(2)運営支援母体として、賛助会員を募る。顕彰館事業に賛同し協力する経済・文化機関や偉人の関連企業・団体などに期待する。
(3)運営実務をサポートするボランティア・スタッフを募る。担当する実務としては、展示の整理、簡単なパネル等展示物の製作、データベース・ホームページの製作と運営、相談ガイド、機器の操作指導などを期待する。
(4)学識経験者による顕彰館の運営方針、展示内容(偉人の展示等)、評価審査等のアドバイスを行う諮問機関として、フェロー会議を持つ。
5.偉人顕彰館運営上の要点
(1)施設の確保については、地方公共団体の保有する遊休施設の利用を期待する。(賃貸料の免除が望ましい。)
(2)展示パネル等のコンテンツについては、地方公共団体(資料館等含む)、地元マスコミュニケーションが保有する既存のもの(冊子または広報誌掲載記事など)を応用、製作協力に期待したい。
(3)管理スタッフおよび学芸員については、地方公共団体からの出向または長期兼務に期待する。
(4)相談指導や事務補助の要員については、海外の博物館と同様に、ボランティア・スタッフを募りたい。
(5)運営資金の確保については、賛助会費(偉人関連企業等の特別賛助含む)のほか、公的資金助成(開設整備や特別事業等)、民間助成(企画展示等)、寄付金を期待したい。
(6)もちろん、大量の青少年を誘導PRするために、入場料は無料とする。
                   (右写真:既存の偉人顕彰のコンテンツ類)
 以上のように、関係各機関や事業への賛同する企業・機関等の支援、多くのボランティアスタッフの参加など、「持ち寄り手作り型」による開設運営で、早期に「ひょうごの偉人顕彰館」が実現化することを望みます。
 関係各位のご理解ご支援を今一度賜わりますことをお願いしたい。(2009年10月)

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