阪神淡路大震災も忘れてはならない郷土の歴史
  (郷土史にかかる談話 4)

阪神淡路大震災も忘れてはならない郷土の歴史  

 神戸・兵庫の私たちにとって、歴史上の大事件は何と言っても「阪神淡路大震災」です。正に、未曾有の出来事だったのです。

 阪神淡路大震災の経験を語り継ぎ、甚大な被害をこうむって得た貴重な教訓を未来に活かさなければなりません。世界中の人々が、災害にどう対処すれば良いのか、日頃からの心構え、市民をはじめ地域の協力や支援、行政政策のあり方などを学ぶことができる 「人と防災未来センター」が三宮の東、激甚被災の地、復興のまちHAT神戸に2002年オープン。
 人と防災未来センターには、「西館」と「東館」があります。
阪神淡路大震災記念「人と防災未来センター」のホームページへ

(『阪神淡路大震災記念・人と防災未来センター』より)
●津波の脅威や避難の重要性を学ぶ展示エリア
 近い将来、南海トラフ地震の発生が懸念されていることから、津波の脅威について学習し、津波に対する心得や備えなどの知識を深めるための展示として新たにオープン。
@「津波避難体験コーナー」
A「南海トラフ・首都直下地震展示コーナー」
B「自治体の防災への取り組みギャラリー」を新設するとともに、
C「風水害の脅威」に津波映像作品を追加しました。

●利用者の状況
(1)平成14年開館〜28年度

(2)利用者の状況(平成28年度)
利用者総数 504,410人(1日平均 1,622人)(うち有料展示プログラムは250,712人、無料・オプションプログラム253,698人)
※開設以来の利用者総数は、平成14年以来、平成28年度末で、延べ7,371,854人に達しました。
利用者多数月 @11月、A10月、B1月、C5月、D2月、E9月、F12月、G6月、H8月・・・・・
(4月25,577 47,552 38,481 30,454 37,918 40,699 61,686 62,086 39,633 49,861 41,748 28,715  計504,410人)

観覧者の状況
(有料展示利用) 大人37.9%、高校・大学生10.8%、小・中学校51.3%。 団体66.4%、個人33.6%
・平成28年度は、「団体予約」、「個人」別では、「団体予約」が66.4%となっている。
・ 「大人」、「高校・大学生」、「小・中学生等」別では、「小・中学生等」が51.3%で約半数を占め、 「高校・大学生」を含めると全体の62.1%となっている。
・ 平成28年度は例年と同様に、修学旅行等のシーズンである5〜6月及び10〜11月が 多い。

(有料団体) 県内21.1%、県外78.9%。
@近畿42.4%、A海外12.5%、B東海・北陸12.1%、C中国9.2%、D四国8.5%、E九州・沖縄6.9%、F関東6.5%、G北海道・東北1.8%、
利用者の都道府県
(有料団体) @兵庫県、A海外、B大阪府、C愛知県、D岡山県、E京都府、F広島県、G高知県、H福岡県、I和歌山県・・・・・
海外からの来観者
(団体予約) 20,809人(対前年度90.4%)。@ベトナム7,056人、A韓国3,780人、B中国2,471人、Cマレーシア1,429人、Dタイ852人、Eインドネシア809人、F台湾320人・・・
・平成28年度の海外からの団体予約観覧者は20,809人で、前年度(平成27年度)に比 べ90.4%となっている。 ・海外のうち韓国、台湾及び中国からの観覧者が、従来は半数以上を占めていたが、平 成28年度は前年度と同様に約3割で、その他の国が14,238人(ベトナム7,056人、マレー シア1,329人、タイ852人、インドネシア809人ほか)となっている。
・平成28年度は、団体種類別では「学校」が61.3%を占めている。
・「学校」の中では「中学校」が半数を超え、月別では5月、10〜11月が多くなっている。

来館者アンケートの概要
(1) 利用者の世代
「10代」の来館者が約30%で最も多く、次いで「20代」の来館者が多かった。
(2)性別
男女比では、男性の来館者の方が多かった。 年代別では、「10代」・「70歳以上」は、女性が多く、その他の年代は男性が多かった。
(3) 職業別
学生43.7%、民間就業者17.6%、地域団体等12.2%、無職その他11.5%、学校教員4.7%、公務員(教員以外)3.4%
(4)来館行動
全体: 「団体で」訪れた来館者が最も多かった(7割以上)。
年代別: 全ての年代において、「団体で」訪れた来館者が最も多かった。
性別: 男女ともに「団体で」訪れた来館者が最も多く、次いで「家族と」の来館者 が多かった。
住所地別: 全地域において、「団体で」訪れた来館者が最も多かったが、「神戸市内」「兵 庫県内」在住者の「団体で」の来館率は、他の住所地に比べて低かった。 職業等別: 「団体で」訪れた来館者が多かった。
「団体で」訪れた来館者中、「予約をした」と回答した来館者は、「予約しなっかた」と回 答した来館者の倍近くであった
来館回数は例年同様、「はじめて」の来館者が最も多かった。
交通手段は例年同様、「バス」での来館が最も多かった。次いで「車」での来館が多かった
(5)認知手段
年代別 : 「10代」・「20代・30代」は「学校・先生からの紹介」で、「 40代・50代」は 「友人・知人・家族からの紹介(口コミ)」で、「60代・70歳以上」は「各種 団体から」 、知ったという回答が最も多かった。 住所地別: 「神戸市内」は「学校・先生からの紹介」・「友人・知人・家族からの紹介(口 コミ)」で、「兵庫県内」は「友人・知人・家族からの紹介(口コミ)」で、「近 畿圏内」は「学校・先生からの紹介」で、「 その他の地域」は「各種団体から」、 知ったという回答が最も多かった。 職業等別: 「学生」・「学校教員」は「学校・先生からの紹介」、「民間就業者」は「ホーム ページ」・「友人・知人・家族からの紹介(口コミ)」「旅行代理店」、「公務員(教 員以外)」は「友人・知人・家族からの紹介(口コミ)」 で、「地域団体等」・「無 職・その他」は「各種団体から」、知ったいう回答が最も多かった。
(6)来館動機
全体: 例年同様、「阪神・淡路大震災の状況を知りたくて」が最も多く、次いで「学 校行事で」、「防災に関する情報を知りたくて」が多かった。
年代別: 「10代」は「学校行事で」、「 20代・30代」・「60代・70歳以上」は「阪神・ 淡路大震災の状況を知りたくて」、「 40代・50代」は「防災に関する情報を知 りたくて」が最も多かった。
住所地別: すべての地域で、「阪神・淡路大震災の状況を知りたくて」が最も多かったが、 「兵庫県内」は「防災に関する情報を知りたくて」も同率で多かった。
職業等別: 「学生」・「民間就業者」・「学校教員」・「地域団体等」は、「阪神・淡路大震災 の状況を知りたくて」が、「公務員(教員以外)」は、「阪神・淡路大震災の状 況を知りたくて」・「防災に関する情報を知りたくて」・「会社 ・団体の行事で」 が、「無職・その他」は「阪神・淡路大震災の状況を知りたくて」が最も多かった
「その他」回答(主なもの):「南海トラフ地震に備えて」「研究・社会見学のため」「教科書に書いてあったから」「最新情報の収集」「子供に伝えるため」
(7)満足度
約6割が満足系、約3割がどちらとも。
(満足41.9%、やや満足19.4%、どちらとも言えない29.0%、あまり満足しない6.5%、満足しない3.2%)
(8)印象
約9割の来館者が、当館への再訪について肯定的な回答をした。
(是非来たい46.2%、機会があれば46.6%、どちらでもない5.9%、どちらかといえばない0.8%、しない0.4%)
 文字音声ガイド携帯端末(日本語・英語・韓国語・中国語の4ヶ国語対応)も用意されています。また、展示解説をお願いできるボランティアツアーガイドさんや研究員さんが待機しています。 5月、10月、11月の行楽・修学旅行シーズンが人気です。
 人と防災未来センターは、この展示・情報発信のほか、震災防災資料の収集・保存、災害対策・防災等の専門家の育成、東日本大震災など災害対応の現地支援、実践的な防災研究、そして研究家・市民たちとの交流など、各種の事業を実施しています。
 ここを管理運営しているのは、公益財団法人ひょうご震災記念21世紀研究機構です。私が勤めていたこの研究機構では、人と防災未来センターのほか、兵庫県こころのケアセンター(トラウマ・PTSDなどのこころのケアに関する調査研究、研修、相談・診察、情報発信、普及啓蒙等を行っています)も管理運営しており、両センターとの連携による政策研究を行うシンクタンクでもあります。 (写真右は、震災で倒壊した阪神高速道路の橋脚)
 阪神淡路大震災は、郷土の私たちにそれぞれのドラマを内包させている一大エポックなのです。その史実を世界に後世に伝える「人と防災未来センター」に、みなさまも是非一度、また友人知人たちを案内して観覧に来て下さい。
(2009年6月〜2018年8月) 

※詳しい情報は、次の連絡先・ホームページをご参照ください。 

●阪神淡路大震災記念「人と防災未来センター」

 〒651-0073 神戸市中央区脇浜海岸通1-5-2
 電話 078-262-5050(観覧案内)
 http://www.dri.ne.jp/

●(公財)ひょうご震災記念21世紀研究機構

 〒651-0073 神戸市中央区脇浜海岸通1-5-2
 電話 078-262-5580
 http://www.hemri21.jp/

このほか、阪神淡路大震災の震源地近くの地震断層の現れた地域に開設された保存館もあります。 

●野島断層保存館(北淡町震災記念公園)
 〒656-1736 淡路市小倉177
 電話 0799-82-3020
 http://www.nojima-danso.co.jp/
※下の写真をクリックして下さい。リンクします。

(50)公開された阪神淡路大震災のオーラルヒストリー(口述記録)

(30)阪神淡路大震災
の記憶を未来につなぐ
災害遺産・震災メモリアル

(41)阪神淡路大震災への教訓にならなかった明治・大正期の神戸群発地震と明石海峡東部地震

(18)ひょうごに災害を及ぼした主な地震一覧
(pdf)

(8)夢灯す、光の彫刻
「神戸ルミナリエ」


編集担当図書紹介
『災害対策全書』
※全国で好評、品切れ近づく。中国語翻訳の出版。増補版が進行中

FMわいわい番組「ゆうかりに乾杯!」放送記録
(70) 東日本大震災の被災地を再訪して
(2013年9月放送)(pdf)

(26)ロンドン大火からの復興を記念する「ザ・モニュメント」(英国)

FMわいわい番組「ゆうかりに乾杯!」放送記録
(88) 福島の原発事故被災地を訪問
(2014年11月放送)(pdf)

共著紹介
『阪神・淡路大震災から
20年 私のたたかい』

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