ツーリズム関連の資料・データ集 (3-23)
 平成23年の神戸観光(観光入込客数)について
平成23年の神戸観光(観光入込客数)について
(神戸市産業振興局観光コンベンション部観光コンベンション課から提供いただきました)
●概況
 平成23年の神戸への観光人込客数は、観光地点で日帰り客1、408万人、宿泊客441万人の合計1、849万人となり、前年の観光地点と比較すると6.0‰の減少となった。また、行祭事・イベントは1、247万人となり、前年の行祭事・イペントと比較すると1.7‰増加した。
 東目本犬震災の影響による春季観光シーズンの全市的な利用者数の減少や外国人観光客の減少などにより日帰り客は全市で131万人減少したものの、宿泊客は12万人増加し、観光消費額としては2、681億円となり前年を上回った。また、行祭事・イペントでは第1回神戸マラソンの開催や、KOBEビエンナーレ2011の開催などにより前年を21万人上回った。
≪全市での観光入込客数・観光消費額≫
観光地点(万人)
観光消費額(億円)
行祭事・イベント(万人)
H23
対前年比
H22
H23
H22
H23
対前年比
H22
日帰り客
1,408
91.5%
1,539
1,219
1,285
-
-
-
宿泊客
441
102.8%
429
1,462
1,300
-
-
-
合 計
1,849
94.0%
1,968
2,681
2,585
1,247
101.7%
1,226
  ※消費額単価:日帰り客8,655円・宿泊客33,161円
≪エリア別の観光人込客数≫
 
観光地点(万人)
行祭事・イベント(万人)
地区
H23
対前年比
H22
H23
H22
市街地
1,265
92.2%
1,372
1,128
1,112
うち北野
77
95.1%
81
20
31
神戸港
235
88.0%
267
94
63
六甲・摩耶
183
88.0%
208
1
2
有馬
129
97.0%
133
2
1
須磨・舞子
358
93.7%
382
22
26
西北神
272
136.7%
199
-
23
  ※エリア間の移動があるため、全市の合計とは一致しない。
●エリア別の状況
市街地エリア
 特別展の有無により利用者数が左右される美術館・博物館をはじめ、全体的に見て利用者数が減少した施設が多い。利用者数が増加した施設としては、リニューアルオープンした神戸布引ハーブ園や、震災学習関連の利用者数が増加した人と防災末来センクーなどがあげられる。
 行祭事・イペントの来場者数は、第1回神戸マラソンなどの犬規榎イベントの開催により前年を上回った。

北野エリア

 2月〜3月末まで風見鶏の館・ラインの館の休館があり、さらに束目本犬震災の影響等も懸念されたが、ゴールデンウィーク以降は概ね回復し利用者数はほぼ前年並みとなった。
 行祭事・イペントではインフィオラークこうべ2011の来場者数が減少したことにより前年を下回った。
神戸港エリア
 神戸ポートクワーや神戸海洋博物館などの利用者数が増加したものの、利用者数算出のベースとなる観光勤向調査での神戸港エリア観光地点への訪問率の減少や、一部客船の利用者数減により、観光地点としては前年比−12‰となった。
 行祭事・イペントでは、KOBEビエンナーレ2011の開催などにより前年を犬きく上回った。
六甲・摩耶エリア
 利用者数が前年を下回る施設が多く、利用者数算出のベースとなる観光勤向調査での一人あたりの立ち寄り施設数が増加したことや、10月後半から11月にかけて週末の悪天候が影響したこともあり仲び悩み、前年比−12‰となった。
有馬エリア
 太闇の湯殿館では夏季無料開放により利刑者数が増加したが、金の湯・銀の湯の利用者数の減少などにより、観光地点としては前年並みとなった。
須磨・舞子エリア
 須磨海浜水族園では新施設イルカ“ふれ愛”プール「ドルフィンピース」のオープンなどにより利用者数が犬きく増加したものの、その他施設の利用者数は仲び悩み、観光地点としては前年比−6.3‰となった。
西北神エリア
 フルーツ・フラワーパークでは神戸イルミナージュ2011の開催により、利用者数が犬きく増加した。また、犬型商業施設に観光目的を兼ねて訪れる利用者が多かったこともあり、観光地点としては前年比36.7‰の増加となった。
≪参考:公立施設等の来場者数≫  産業振興局調べ(単位:万人)
 
平成19年
平成20年
平成21年
平成22年
平成23年
対前年比
風見鶏の館
33.4
34.1
36.0
32.1
23.9
74.5%
北野工房のまち
84.5
82.9
73.2
74.8
71.4
95.5%
神戸布引ハーブ園
21.9
21.0
25.5
24.5
29.1
118.8%
市立博物館
49.6
48.1
13.7
30.0
26.5
88.3%
兵庫県立美術館
48.1
55.9
88.9
107.1
63.8
59.6%
人と防災未来センター
52.4
51.8
28.2
29.3
34.5
117.7%
王子動物園
137.3
141.5
142.5
130.4
128.1
98.2%
青少年科学館
33.7
34.3
36.9
33.3
36.2
108.7%
神戸ファッション美術館
18.0
18.5
20.9
19.0
18.1
95.3%
神戸ポートタワー
35.7
32.4
38.3
33.4
37.2
111.4%
神戸海洋博物館
21.9
19.9
18.6
19.1
20.0
104.7%
六甲山牧場
33.9
33.1
38.1
29.4
29.7
101.0%
森林植物園
24.7
22.8
23.8
20.5
19.8
96.6%
有馬温泉金の湯・銀の湯
45.4
43.8
43.0
38.4
36.4
94.8%
有馬の工房・太閤の湯殿館
9.5
9.6
10.2
9.2
9.5
103.3%
須磨海浜水族園
110.7
111.0
137.2
105.2
115.9
110.2%
須磨離宮公園
25.3
25.2
22.4
26.4
25.1
95.1%
海づり公園(須磨・平磯)
18.4
18.6
18.7
16.1
15.3
95.0%
舞子海上プロムナード
20.6
22.0
18.6
19.2
18.1
94.3%
農業公園
21.2
21.9
20.6
20.3
19.0
93.6%
フルーツ・フラワーパーク
61.9
51.4
52.7
45.7
59.3
129.8%
≪参考:共通基準について≫
 平成21年まで、神戸市では観光施設の利用者やイベントの来場者の合計に基づいて観光人込客数を算出してきたが、平成22年分から国(観光庁)が策定した「観光入込客続計に関する共通基準」(以下「共通基準」という)に準じて算出している。
※観光人込客続計に関する共通基準
 各都道府県の「観光人込客数」「観光消費額単価」「観光消費額」等を把握するための調査手法や集計方法を示した調査基準。各都道府県の観光人込客統計は、各都道府県独自の手法により調査・巣計されており、巣計結果についても、年度集計と暦年集計の違いや、実人数と延べ人数の違いがあるなど、各都道府県の発表するデーク開での比較ができなかったため、相互に比較可能な信耕肢の高い統計を作成する目的で、平成21年12月に観光庁が策定・公表した。
●分析の概要
1.来神客の属性
 性別構成としては、全市では男女比の差はさほどみられない。地区別でみても、『北野』、『有馬』では女性の割合がやや高いものの、そのほかの地区では男女比の差はみられない。
 年齢構成としては、全市では30歳代の割合が2割台半ばと最も高くなっている。地域別でみると、『市街地』、『神戸港』、『須磨・舞子』、『西北神』では30歳代、『北野』、『六甲・摩耶』、『有馬』では20歳代の割合がそれぞれ最も高い。居往地としては、遠距離(近畿地方以外)からの訪問が、全市では2割強となっており、地区別でみると、『北野』では4割台半ばを占める。
2.利用交通機関
 神戸までの主な利用交通機関としては、全市では車(バイク)利用者、電車(新幹線、JR、私鉄)利用者、ともに4割台を占め、ほぼ同じ割合となっている。地区別でみると、『西北神』、『須磨・舞子』、『六甲・摩耶』、『有馬』では車(バイク)利用、『北野』、『神戸港』、『市街地』では電車利用の割合がそれぞれ鍛も高い。また、『有馬』ではバス利用の割合が他の地区に比べて高い傾向にある。
 一方、神戸市内での主な利用交通機関としては、全市では車(バイク)利用の割合が4割台半ばと最も高く、地区別でみても、『北野』、『神戸港』を除くいずれの地区においても車(バイク)利用が最も高い。なお、『北野』、『神戸港』では徒歩(白転車)のみの割合が最も高くなっている。
3.来神動機・情報収集
 神戸訪問の動機(きっかけ)としては、「前に来てよかった」または「家族・友人・知人の話」といった経験に基づく回答が、全市およびいずれの地区においても最も高い割合となっている。一方、他の項目では、インターネットが『有馬』、雑誌やガイドブックが『北野』、『神戸港』でそれぞれ他の地区に比べて高い割合となっている。
 神戸観光にあたっての情報収集としては、全市では、事前の情報収集は特にしていないという割合が3割台半ばと最も高く、地区別でみると『市街地』、『西北神』、『須磨・舞子』において特に高い。一方、いずれかの情報収集をしたうちでは、全市およびいずれの地区においても、インターネット利用の割合が最も高くなっている。また、『北野』ではガイドブックや雑詰、パンフレット等による情報収集の割合も同様に高い。
4.旅行同行者・旅行形態
 旅行同行者としては、家族と観光する割合が、全市では4割台半ばを占めている。地区別でみても、『北野』を除くいずれの地区においても家族と観光の割合が最も高く、特に『西北神』、『須磨・舞子』で6割前後と高い。なお、『北野』では友人知人と観光する割合が最も高くなっている。
 旅行形態としては、全市では、予約なしの割合が7割強を占めており、地区別でみると、『西北神』、『須磨・舞子』において8割台と高い。一方、交通機関や宿泊施設等を個人(団体)または旅行代理店を通じて予約している割合が『有馬』で6割強を占める。
5.旅行の日程および宿泊地
 旅行の目程として、全市では宿泊客が約2割(20.9%)となっており、昨年とほぼ同じ割合となっている。地区別でみると、宿泊客の割合は『有馬』で6割強と最も高くなっている。一方、日帰り客のうち、宿泊なしの人は『西北神』、神戸以外に宿泊の人は『神戸港』でそれぞれ最も高い割合となっている。
6.消費額
 神戸市内での消費額としては、全市では、買物費が昨年と比べて増加傾向にある。また、宿泊の有無別に消費額合計をみた場合、昨年と比べて日帰り客は増加、宿泊客は減少傾向にある。
 地区別でみると、消費額合計は『有馬』、『北野』、『西北神』などで高い。項目別にみると、宿泊費は『有馬』、飲食費は『北野』、買物費は『西北神』でそれぞれ最も高い金額となっている。
7.立ち寄り先
 全市では、神戸だけを訪問の割合が全体の約8割を占めており、地区別でみると『西北神』で約9割と最も高い。一方、神戸市以外も訪問の場合では、兵庫県内が『須磨・舞子』で、大阪が『神戸港』、『北野』で、それぞれ他の地区に比べて高い割合となっている。
 市内での立ち寄り先(地域)としては、全体・主目的地ともに、三宮・元町周辺への立ち寄りの割合が最も高くなっている。
8.来神回数・再来訪意向・満足度
 来神回数としては、全市では、今回の訪問が初めてという割合が約1割となっており、昨年と比べるとやや増加している。地区別にみると、初めての割合が『北野』で2割強と最も高い。
 一方、今後の再来訪意向について、ぜひ来たいと回答した人の割合が7割台半ばを占めているものの、昨年と比べると減少している。
 また、旅行全体の満足度としては、満足している人の割合(「満足」「やや満足」の計)が9割台半ばを占め、昨年とほぼ同じ割合となっている。

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