姫路市の観光について(平成27年度)
 
ツーリズム関連の資料・データ集 (5)
姫路市の観光について(平成27年度) 

第1章 姫路市入込客数調査
1.総入込客数
 平成27年度の姫路市総入込客数は総延べ数1190万2千人で、平成26年度に比べて275万4千人増加(前年度比30.1%増)となった。
 平成27年度は平成26年度と比較すると、全体的に増加しており、特に「観光施設入込客数」が43.4%増加している。これは、平成27年3月の姫路城グランドオープンに伴う観光客の増加によるものである。
 また、姫路城への観光客増加により、周辺施設である好古園や動物園も大きく増加している。


平成の大改修から姿を見せた姫路城
観光施設総入込客数の内訳(単位:千人)
区 分
総入込客数
観光施設入込客数
まつり・イベント入込客数
スポーツ・自然観賞等入込客数
平成16年度
7,004
3,639
2,565
800
平成17年度
8,506
3,652
3,031
1,823
平成18年度
8,799
3,841
3,013
1,945
平成19年度
8,597
4,014
2,415
2,168
平成20年度
10,518
4,643
3,624
2,251
平成21年度
9,674
4,615
2,635
2,424
平成22年度
7,919
3,047
2,540
2,332
平成23年度
8,970
3,566
3,037
2,367
平成24年度
8,223
3,614
2,208
2,401
平成25年度
9,187
3,989
2,868
2,330
平成26年度
9,148
4,635
1,827
2,686
平成27年度
11,902
6,646
2,345
2,911
【観光施設】姫路城・美術館・県立歴史博物館・姫路文学館・好古園・動物園・手柄山遊園・温室植物園・水族館・平和資料館・埋蔵文化財センター・姫路科学館・星の子館・県立こどもの館・自然観察の森・書写の里美術工芸館・水の館・書写山圓教寺 ・名古山霊苑(仏舎利塔)・太陽公園・姫路セントラルパーク
※平成25、26年度はひめじの黒田官兵衛大河ドラマ館を含む
2.ゾーン別主要観光施設入込客数
 姫路市内の観光施設を「姫路城周辺」、「手柄山周辺」、「書写山周辺」、「桜山周辺」の4つのゾーンと「その他」に分類し、それぞれの入込客数の傾向をみると「姫路城周辺」が全体の66.3%を占め(440万2千人)、次いで姫路セントラルパークが含まれる「その他」が12.4%(82万5千人)、県立こどもの館等が含まれる「桜山周辺」が9.6%(63万9千人)、「手柄山周辺」が7.0%(46万5千人)、「書写山周辺」が4.7%(31万5千人)となっている。
 次に、対前年度比でみると、「桜山周辺」が22.6%減少しているが、合計では増加している。
ゾーン別主要観光施設入込客数(単位:千人)
区 分
姫路城周辺
手柄山周辺
書写山周辺
桜山周辺
その他
合計
平成16年度
1,570
484
306
699
580
3,639
平成17年度
1,548
496
281
758
530
3,613
平成18年度
1,674
470
266
772
648
3,830
平成19年度
1,974
452
257
698
622
4,003
平成20年度
2,591
410
287
698
641
4,627
平成21年度
2,564
267
339
655
776
4,601
平成22年度
1,152
292
263
701
625
3,033
平成23年度
1,374
569
226
728
654
3,551
平成24年度
1,437
500
226
739
690
3,592
平成25年度
1,703
440
238
918
690
3,989
平成26年度
2,363
440
271
826
435
4,635
平成27年度
4,402
465
315
639
825
6,646
平成26・27比較(%)
+86.3
+5.7
+16.2
△22.6
+12.2
+43.4
3.市内観光施設別入込客数
 
市内観光施設の入込客数をみると、姫路城周辺施設では、姫路城で286万7千人(212.0%増)、動物園で75万9千人(55.9%増)、好古園で52万3千人(164.1%増)と増加した。 
 手柄山周辺では、全体で46万5千人(5.7%増)、書写山周辺では、全体で31万5千人(16.2%増)、その他では、全体で82万5千人(12.2%増)と概ね増加している。 
 一方、桜山周辺では施設の大規模改修工事による休館施設もあり、全体で63万9千人(22.6%減)と減少している。
平成27年度 主要観光施設別観光入込客数(単位:千人)
合 計(平成27年度)
6,646
書寫山周辺
315
書寫山圓教寺
275
姫路城周辺
4,402
姫路城
2,867
書寫の里・美術工芸館
40
動物園
759
桜山周辺
639
自然観察の森
25
美術館
119
こどもの館
244
歴史博物館
107
星の子館
149
姫路文学館
27
姫路科学館
221
好古館
523
その他
825
姫路セントラルパーク
648
手柄山周辺
465
手柄山遊園
191
仏舎利塔
15
水族園
214
太陽公園
115
温室植物園
38
日本玩具博物館
22
平和資料館
22
 
※姫路文学館は平成27年6月8日から平成28年7月29日まで休館
※手柄山遊園は平成28年1月12日から同年2月9日まで園内工事のため休園
※1 こどもの館は平成27年11月9日から平成28年4月9日まで休館
※2 姫路科学館は平成27年10月19日から平成28年7月14日まで休館
※3 記載外の施設を含む
4.月別入込客数
 月別の入込客数として最も多いのは「5月」で168万5千人、最も少ないのは「12月」で51万6千人となった。前年度比では、全ての月で増加している。特に増加率の高い「5月」は、平成26年度まで8月に開催されていた「お城まつり」を5月に変更し、姫路城グランドオープン記念事業として実施したことから、観光客が大幅に増加した。
5.外国人観光客数
(1)姫路城
 姫路城へ登閣する外国人は平成20年度までは増加傾向にあったが、大天守の改修に着手した平成21年度から平成23年度にかけては減少した。平成23年度以降は増加に転じ、平成27年3月の姫路城グランドオープンに伴い、平成27年度には、前年度と比べ英語圏や中国語圏の観光客数が大きく増加した。
 これは、全国的な訪日外客の増加傾向と姫路城グランドオープンの時期が重なり、積極的な情報発信が効果を発揮したものと考えられる。
※姫路城の外国人観光客数の推移(千人):
166(h20)、157(h21)、79(h22)、35(h23)、49(h24)、57(h25)、83(h26)、306(h27)
(2)姫路市観光案内所(姫路観光なびポート)
  平成27年度の外国人観光客の対応者数は、前年度に比べ、142.5%の増加となっている。国(地域)別の傾向としては、台湾がもっとも多い状況が続いており、アジアでは、これまでは韓国・中国が上位を占めていたが、平成27年度ではタイが上位となっている。アジア以外では、アメリカ・フランスといった欧米圏も堅調である。なお、姫路市観光案内所(姫路観光なびポート)は、JR姫路駅の構内にあることから、新幹線等の利用者が多いと考えられる。
※同所での外国人観光客対応者数(全26,370人):
@台湾6,606、Aタイ1,228、B韓国1,192、C中国1,151、Dアメリカ1,144、E香港1,130、Fフランス1,087、
Gスペイン1,022、Hオーストラリア979、Iシンガポール512
6.ループバス及び観光レンタサイクルの利用状況
@城周辺観光ループバス乗車状況
運行日数323、運行回数6,450、乗車人数150,190、1便平均乗車人数23.3、最盛期8月。
A観光レンタサイクル利用状況
利用人数15,587、1日平均41.8、 地域別(県外6,378、県内1,548、市内427、外国人6,934)、目的別(観光15,059、買い物44、その他183)
7.観光施設等入込客数(推計実人数)
 6.までは、市内の各施設やイベント会場等への入込客数を中心に記載しているが、ここでは、「観光入込統計に関する共通基準(※P9を参照)」に準じて実施した姫路市観光動向調査(P9〜P19)の結果に基づき、市内の複数の観光地点を訪れた割合を時期、区分毎に算出し、市内の観光施設を訪れた実人数を推計した。対象とする観光施設等の条件は、@非日常利用が主であること、A入込客数が適切に把握できること、B前年の入込客数が年間1万人以上もしくは、前年の特定月の入込客数が5千人以上であることとしている。
 平成27年度の実人数の推計は695万1千人であった。日帰りの入込客数は7〜9月、市内施設への宿泊客については4〜6月が最も多くなっている
第2章 世界遺産姫路城のグランドオープンに伴う経済波及調査
 平成27年3月27日、世界遺産 姫路城は大天守保存修理を終え、グランドオープンを迎えた。姫路城グランドオープンが、姫路市や兵庫県の経済にどのような効果をもたらしたのか、グランドオープン後の約1年間(平成27年度)の観光消費を主体とした経済効果について、推計を行ったものである。
(1)推計期間
平成27年度を中心とした数値に基づき推計。
 ※姫路城入城者数は、グランドオープン後の平成27年3月27日〜31日を含む。
 ※グランドオープン記念イベント等については、一部平成26年度開催分を含む。
 ※姫路城等の入場者数については、平成26年度の「ひめじ官兵衛プロジェクト」の影響が少ない平成25年度との比較で計上。
(2)推計結果
 ・姫路市内の経済波及効果
   経済波及効果(生産誘発額) 424.2億円、付加価値誘発額  228.0億円、就業者誘発数(※) 3,412人
 ・兵庫県内の経済波及効果
   経済波及効果(生産誘発額) 615.5億円、付加価値誘発額  356.8億円、就業者誘発数(※) 6,680人
 ※「就業者誘発数」は、生産誘発額を就業者に換算した数値
(3)効果額算出主体
 兵庫県立大学 政策科学研究所 地域経済指標研究会
(4)使用した主なデータ
 @ 姫路市主要観光施設入込客数(平成25・27年度)、A 平成27年度姫路市観光動向調査、B 観光庁「宿泊旅行統計調査」、C 観光関連事業者への聞き取り調査  など
(5)使用した産業連関表
 @ 兵庫県「平成23年兵庫県産業連関表」、A 地域経済指標研究会「平成23年姫路市産業連関表」
(5)使用した産業連関表
 @ 兵庫県「平成23年兵庫県産業連関表」、A 地域経済指標研究会「平成23年姫路市産業連関表」
第3章 姫路市観光動向調査
 この調査は、市内の主要観光施設を訪れた人を対象に対面式アンケートを実施したもので、調査内容は「観光入込統計に関する共通基準」(国土交通省観光庁、平成21年12月策定。平成25年3月改訂。以下「共通基準」と表記)に準じている。 
1.調査の目的
 観光客の動向や特性、現状等を把握することにより、本市の観光施策を効果的に推進することを目的としている。
2.調査の概要
@調査実施:平成27年5月、6月、9月、12月、平成28年2月の土曜日各1日
A調査場所:姫路城(外国人)、姫路市立水族館(日本人)、書写山ロープウェイ山上駅(日本人・外国人)、姫路セントラルパーク(日本人)の4箇所
B外国人調査:平成27年度より、姫路城と書写山ロープウェイの2箇所で、英語及び中国語による調査を実施した。なお、日本人と外国人と表記しているが、その区分は、外国語調査票の使用の有無を基準としている。
3-1.調査結果(日本人観光客)
(1) 来訪者の居住地
 来訪者の居住地は、「近畿」が63.5%を占めており、次いで「中国地方」(8.9%)、「東海地方」(8.3%)、 「関東地方」(8.2%)の順となっている。近畿地方在住者の内訳は、「兵庫県」が65.4%を占めており、次いで「大阪府」(24.9%)
となっている。 
(2) 調査地点前後の訪問県
 調査地点前後の訪問県は、調査前は「大阪府」32.1%が最も多く、次いで「京都府」が19.0%、「岡山県」14.3%となっている。調査地点の後に訪問予定の県は、「大阪府」29.9%が最も多く、次いで「岡山県」20.4%、「京都府」が17.9%となっている。
(3) 性別・年齢
 来訪者の性別は、「男性」が55.2%、「女性」が44.8%となっている。
 男性では「30歳代」が最も多く23.6%、次いで「40歳代」が20.2%となっている。また、女性でも「30歳代」が最も多く24.9%、次いで「40歳代」が17.4%となっている。
(4) 旅行形態
 平成27年度の旅行形態は、「日帰り」が68.5%、「宿泊」が31.5%となっている。また宿泊者のうち、「市外宿泊」が55.8%、「市内宿泊」が44.2%となっている。平成26年度と比べると、「日帰り」が減少し、「宿泊」が増加。「宿泊」のうち、「市内宿泊」が増加している。
(5) 宿泊施設(市内宿泊者)
 宿泊施設は、「ホテル」が最も多く73.8%、次いで「旅館」が14.3%となっている。
(6) 旅行の同行者
 旅行の同行者は、「家族」が最も多く63.8%、次いで「友人」が17.6%となっている。 
(7) 姫路市への訪問回数(市外在住者)
 平成27年度の市外在住者の姫路市への訪問回数は、「1回目(初めて)」が最も多く39.8%、次いで「4回目以上」が26.4%となっている。また、平成26年度と比較すると、「1回目(初めて)〜3回目」が増加しており、姫路城グランドオープンを契機とした新たな誘客を生み出していることが伺える。
(8) 交通手段(全行程)
 交通手段は、全体で「自家用車、社用・公用車」が最も多く63.7%、次いで「JR在来線」が11.8%となっている。また、姫路城においても、比率は異なるものの「自家用車、社用・公用車」が最も多く33.3%、次いで「JR在来線」が21.2%となっている。
(9) 消費額
 消費額は、全体で「1万円〜3万円」が最も多く29.8%、次いで「千〜5千円」が23.1%となっている。また、姫路城では「1万円〜3万円」が最も多く34.0%、次いで「3万円〜5万円」が22.4%となっている。
(10) 交通費(全行程にかかる経費)
交通費は、全体で「千円〜5千円」が最も多く41.0%、次いで「5千円〜1万円」が16.2%となっている。また、姫路城では「千円〜5千円」が最も多く30.0%、次いで「1万円〜3万円」が26.2%となっている。
(11) 土産代
 土産代は、全体で「千円未満」が最も多く61.3%、次いで「2千円〜5千円」が17.9%となっている。また、姫路城では「千円未満」が最も多く38.0%、次いで「2千円〜5千円」が27.6%となっている。
(12)飲食費
 飲食費は、全体で「千円未満」が最も多く45.5%、次いで「2千円〜5千円」が23.2%となっている。また、姫路城では「千円未満」が最も多く39.6%、次いで「2千円〜5千円」が25.5%となっている。
3-2.調査結果(外国人観光客)※姫路城・書写山で調査
(1) 来訪者の居住地<外国人>
 来訪者の居住地は、「中国」が25.4%を占めており、次いで「台湾」(17.9%)、「アメリカ」(6.8%)、「タイ」(6.5%)の順となっている。アジア圏在住者の内訳は、「中国」が39.8%を占めており、次いで「台湾」(27.8%)、「タイ」 (10.2%)となっている。
(2) 調査地点前後の訪問県<外国人>
 調査地点前の訪問県は、「大阪府」が最も多く72.1%で、次いで「東京都」が25.8%となっている。調査後は「大阪府」が最も多く57.7%、次いで「京都府」が21.4%となっている。
(3)性別・年齢<外国人>
 来訪者の性別は、「男性」が61.6%、「女性」が38.4%となっている。
 男性では「20歳代」が最も多く36.6%、次いで「30歳代」が30.0%となっている。また、女性でも、「20歳代」が最も多く39.5%、次いで「30歳代」が34.9%となっている。
(4)旅行形態<外国人>
  旅行形態は、「日帰り」が3.3%、「宿泊」が96.7%となっている。また宿泊者のうち、「市外宿泊」が82.2%、「市内宿泊」が17.8%となっている。
(5)宿泊施設(市内宿泊者)<外国人>
 宿泊施設は、「ホテル」が最も多く88.0%、次いで「旅館」が8.6%となっている。
(6)旅行の同行者<外国人>
 旅行の同行者は、「家族」が最も多く41.2%、次いで「友人」が36.3%となっている。
(7)姫路市への訪問回数(市外在住者)<外国人>
 市外在住者の姫路市への訪問回数は、「1回目(初めて)」が最も多く90.8%、次いで「2回目」が5.5%となっている。
(8)交通手段(全行程)<外国人>
 交通手段は、全体で「飛行機・フェリー」が最も多く96.4%、次いで「JR在来線」が50.0%となっている。また、姫路城では「飛行機・フェリー」が最も多く94.9%、次いで「JR在来線」が58.1%となっている。
(9)消費額(全行程にかかる費用)<外国人>
 消費額は、「10万円以上」が最も多く61.9%、次いで「5万円〜10万円」が22.3%となっている。
(10)交通費(全行程にかかる費用)<外国人>
 交通費は、「5万円以上」が最も多く69.7%、次いで「1万円〜3万円」が9.9%となっている。
(11)土産代(市内消費分)<外国人>
 土産代は、「千円未満」が最も多く62.2%、次いで「千円〜2千円」が21.8%となっている。
(12)飲食費(市内消費分)<外国人>
 飲食費は、「千円未満」が最も多く58.0%、次いで「千円〜2千円」が19.8%となっている。
過去の「姫路の観光(観光客入込客数)」※下の「資料LINK」をクリックして下さい。

平成26年

平成25年




※「平成27年度 姫路市入込客数、観光動向調査報告書」(姫路市産業局観光交流振興室)より
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