三木ウッドカヌー・ビルダーズ事業(小規模事業者地域力活用新事業∞全国展開支援事業)
 (地域の活性化、まちづくり・まちおこしへの取組み 26)
三木ウッドカヌー・ビルダーズ事業(小規模事業者地域力活用新事業∞全国展開支援事業) 
郷土史探訪ツーリズム研究所(代表)参加応援プロジェクト
『 三木ウッドカヌー・アトリエ・ビレッジ・プロジェクト』
(兵庫県三木市)
(2015年度経済産業省の諸規模事業者地域力活用新事業∞全国展開支援
事業)
 播州三木打刃物として鋸、鑿、鉋、鏝、小刀が国の伝統的工芸品に指定されて、大工道具・利器工匠具を生産している三木市、「金物のまち」「ものづくりのまち」として知られている。これら地場産業の新事業への展開と、高齢化社会のなかでの元気なシニアたちの趣味や道具自慢や仲間づくり活動とマッチングさせた「ウッドカヌー・ビルダーズ」の実証実験であった。

完成したウッドカヌーをアカデミー横の美濃川岸に  
1.実証実験事業の実施
(1)2つのカヌー製作体験教室の開催
  各コース共5組限定(親子・家族・友人など)
  @初級コース「やんちゃじい&親子でつくるベニヤカヌー(カヤック)体験」
    2014年8月3日(日)〜9日(土)
    三木ウッドカヌー・アカデミー(三木観光会館2階)
  A中級コース「趣味の発見ツアー・カヌービルダー入門・本格ウッドカヌー
    制作体験」
    2014年9月7日(日)〜2015年2月7日(土)
    三木ウッドカヌー・アカデミー(三木観光会館2階)
(2)カヌー製作材料「カヌーキッド」
 ものづくり(日数長い、工具ツール多し、難易度高い、楽しみは大)と、組立式キッド(価格高い、日数短い、工具ツール少ない、難易度低い、ビギナー向け)の中間レベルで材料提供。
(3)実施形態
 既存組織が「イベント」として実施する。簡単な「ベニヤカヤック」を2拍3日程度で開催する。体験イベント初級コースといったところ。
(4)対象
 夏休み期間中を狙い、小学生とヤンじい(やんちゃで元気な好奇心旺盛なシニア祖父)を想定したが、ヤンじいのアクティブシニアが中心となった。
(5)受講者の満足度
 完成度(出来栄え)、親子や仲間とのコミュニケーション(夢中度)、プログラム内容(拘

アカデミーの募集ちらし
束度)、費用対効果(支払金額と楽しめ度)については、全員「大満足」の評価。
 ツール使用難易度(器用度)はやや低く中間。少し難しかったが、充分楽しめた、ということ。
(6)周知・PR
 公募、直ぐに定員に達し、キャンセル待ちも出る人気となった。

2. 実証実験の課題・改善点
(1)初級コース
 対象は、アクティブシニアのヤンちゃじいを中心としたご夫婦や友人仲間。参加費(35千円)は妥当な評価と、それ以上のもてなしに満足。イベントではなく事業として考えるなら、宿泊込みで10万円前後。カヌー完成後の製品運搬方法。制作専属指導者のサポートとインストラクターの養成。
2)中級コース
 完成までの時間は135時間〜150時間が必要で、ニューシニアたち(勤めもまだある)に勤務後のアフター6、都心部で6ヶ月コースか、それとも週末型か。スクール会場確保に擁する費用を除いて、材料費、講師・インストラクター、保管倉庫などで約45万円以上は必要。コストは高いが、「趣味の発見」「友達の発見」「コミュニティへの参加」の機会になる。
(3)倶楽部として運営の可能性
 「アカデミー」運営については、愛好者グループの団体でマヌーづくりを「教える」「一緒に楽しむ」だけでは、事業化は「工房」確保と「教える」ボランティア市民活動や地元自治体の支援などが必要となってくる。
 場所は、阪神地域の一画、もしくは三木市内で週末型で検討する。
 考慮しておく要点としては、「会費」の徴収、「課金システム」、カヌー製作というハイクラスホビーの「ステイタス」、仲間たちの「出会い」、人に言える自慢できる「趣味」の習得、質の高い倶楽部ハウス、会員以外の利用が鍵、会員たちのセルフマネジメント などなど。
4.事業の確立へ
(1)事業推進の組織体
 事業化への第一ステップとして、NPO法人もしくは一般社団法人として、三木ウッド・カヌー・ビュルダーズを設立し、経済産業省などの新事業創出補助事業などを活用、ウッドカヌーキッドの部材販売をネットを通じ行う事業を展開するかたわら、ウッド・カヌー制作希望者を募集し、部材販売事業と制作スペースの施設管理事業(利用料の徴収)を行うことで、事業化へのノウハウを構築することが望ましい。
(2)指導者
 制作過程に関しては、専任講師を特別アドバイザーとして月2回程度、また通常は岡田氏がアドバイザサーとして、週1回程度の指導を実施する。この制作工程は、製作者による自主管理とし、スペースを利用する制作者によって安全を行う。当然ながら施設内は禁煙とする。この方法により、NPOもしく社団法人のスタッフも当面は本事業を兼務として運営することが可能となり、売上に応じた事業規模にすることが可能となる。
 施設については、【倉庫の一角など】を借り受けたい。
(3)次なるステップ
 パブもしくはCAFEの業態として、運営するNPO法人もしくは一般社団法人の事業としての採算性も確保でき、「倶楽部」へ移行する環境が整のうこととなり、株式会社、合同会社化へすすめる。本部としての三木市内の事務所を本拠地とする。この世代にとってあこがれのキーワードの一つである「隠れ家」をイメージする「倶楽部」ビジネスを併設することで、事業領域の幅は広がる。 「噂」「口コミ」が広がることで、そのステータスは上がり、事業者は「環境」「自然」をテーマにした事業を展開することのイメージアップと「顧客の囲い込み」につながる。
 次いで、FC(フランチャイズ)事業へ展開する時期となる。FC募集に関しては、「ホテル・レストランショー」への出展と併せ、ホテル・レストランの専門雑誌「HOTERES」などへの掲載が有効となる。
※三木商工会議所の報告書(平成27年2月)より

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