ドラマシナリオE『百人一首って奥が深い』〜“御隠居様と隣の未央ちゃん”より
 執筆活動 16
ドラマシナリオE『百人一首って奥が深い』 〜“御隠居様と隣の未央ちゃん”より
※シナリオご使用上のお願い:小中学校・高校・大学等の教育機関における放送・文化祭などや、福祉施設での演劇・漫才、地域のFM局などで使用いただくのは歓迎(自由)です。日時・場所・主催者名・行事名・対象者の概要を右のメールへお知らせいただければ、結構です。
※出典:『ラジオうんちくドラマシナリオ集“御隠居様と隣の未央ちゃん@”』 中嶋邦弘著、2011.9.1発刊、郷土史探訪ツーリズム研究所(C)
●シナリオ集『御隠居様と隣の未央ちゃん』の趣旨

 日本・郷土に昔から伝わる風俗や庶民生活、歴史、文化芸術などについて、横丁の御隠居が隣人の女子大生の未央(みお)を通して説明、紹介する。御隠居と同年代のリスナー(観客)のノスタルジイを呼び起こし、若い世代や日本の旧来の社会生活のことをあまり知らないリスナーに、昔の生活の知識や記憶、人生訓などを伝えてゆく。
 登場人物及びストーリーの展開は、基本的には、物知りの御隠居とリスナー代表格の女子大生(未央ちゃん)の二人がテーマに応じたかけあい(問答)による。ほか、テーマや場面に応じて、適宜、第三者が登場することもある。
 会話表現としては、神戸市街において日常使われている話し言葉(曰く、「神戸弁」)を採用した(各地で放送・演出される時は、各地の生活時方言に言い直されることをお薦めします)。 一話にかかる放送(上演)時間等については、挿入する歌や効果音、ナレーションなどを含めて、約20〜25分程度とした。

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  ドラマシナリオE『百人一首って奥が深い』
●シナリオ第E話『百人一首って奥が深い』
登場人物:(2人) 横丁の御隠居、隣に住む女子大生の未央(みお)
上演時間:約25分

(効果音)玄関の戸をガラガラッと開けて入り、慌しく靴脱いで上る音。

みお「うえ〜ん! お隣のお爺ちゃん、未央、悔しい〜っ」
隠居「何や、何や、未央ちゃん。正月の挨拶もなしに、一体どうした? 泣いてばっかりいないで、この隠居に訳を言ってごらんよ」
みお「うっうっうっ。御隠居様、あげましゅておめれとおごじゃいはす〜。うっうっうっ」
隠居「はいはい。おめでとうな。ほれ、涙を拭いて。どうなったんじゃいな?」
みお「うっうっ。あのね、初詣に長田神社へ行って、そこで小学校の同級生に遇って、今から妹の小学生たち仲間たちがカルタ会するからおいでってことになって」
隠居「ふんふん。このあいだ、いろはカルタ教えてやったので役立ったじゃろうが」
みお「未央もそう思って、小学生相手にちょっと好い格好ができると、ほいほい付いて行ってんよ」
隠居「良かったじゃないか。それで、何で泣く事になったんじゃ」
みお「同級生の妹たち小学生に加わってカルタ会、それがね、百人一首やってん。未央、本格的なの初めて。坊主めくりやったら、結構強かったんやけど」
隠居「ふむふむ、それで。小学生相手やったら、初めてでもそこそこいけたじゃろ」
みお「それが、1枚も取れんかった〜。小学生らに馬鹿にされてしもた。うっうっうっ、うわ〜ん」

隠居「ほれほれ、泣き止んで。1枚もかいな、へ〜」
みお「うっうっ。百人一首がね、上(かみ)の句と下(しも)の句に別れてて、読み札と取り札が違うことぐらい知ってたわ。高校の古典の時間にも、先生が百人一首の意味を教えてくれたこともあるし。すぐ思い出せるし、楽勝やって。でもね、みんな上の句読み始めた途端に、さっと取っちゃうの。下の句が読み上げられた時には、もう全部取られた跡」
隠居「そりゃあ並みの小学生とちゃうな」
みお「学校のカルタ部やとか言うてたわ」
隠居「ははあ〜。未央ちゃん、そら無理ないわ。相手が悪かった。百人一首は、ちょっと鍛えただけで、一般人には歯がたたんもんや」
みお「せやかて〜、小学生やで。そいでね、終わった後で、“お姉ちゃん、まだ何〜んも覚えてないんやね〜”って、物凄い見下したような感じで言われた。くやしい〜!」

隠居「まあまあ。正月早々、えらい目にあったな。ところで未央ちゃんは、“ちはやふる”って漫画見たことないのか。いま、流行(はやり)やと聞いてるで」
みお「その漫画やったら、同級生が家に全巻揃ってるって自慢して、私まだ読んでへん、言うたら、絶対読みって、いま無理矢理に貸されて借りてきたとこ。それがどうしたん」
隠居「その漫画は、百人一首が好きな女の子がクイーンを目指す青春ストーリーや」
みお「へ〜。で、クイーンって何?」
隠居「百人一首は競技があって、その競技かるたの頂点は、毎年1月、滋賀県の近江神宮で行われる名人位・クイーン位決定戦や。チャンピオンすなわち日本一が男子は名人、女子はクイーンや」
みお「競技かるた、へ〜。そういうたら小学生でも、読み手が読み始める直前は、みんな身を乗り出して、気合が入って恐いぐらいの顔してた。読み始めたら、一瞬、ばたばたっとみんなの手が出るねん。その動きの早いこと早いこと。私は、ただただ、呆気にとられてただけや」

隠居「それで、未央ちゃんは百人一首、何首覚えてる?」
みお「せやから、高校で教えてもろたから、あやふややけど、かなり思い出せるけど。御隠居様はどうやの?」
隠居「そりゃあ、全部覚えてるがな。昔の人なら、一応はな」
みお「そしたら、あの小学生らとやって勝てる?」
隠居「昔は隠居もそこそこ強い方やったが、小学生とはいえ競技かるたで鍛えてたら、何枚かとれても、まず勝てんやろな」
みお「へ〜、そんなん。ご自慢の記憶力も反射神経も落ちてもたん?」
隠居「何を言うか。まだまだ衰えちゃおらんぞ。けどな、歌を覚えてるだけでは勝負にならんのや。場のどこに、どの札があるかをしっかり記憶して、上の句のどの辺まで読まれたら、どの下の句の取り札を取りに行くか、それに早押しクイズみたいな反射神経やな」
みお「ひえ〜。全部覚えててもあかんの?」

隠居「そりゃそうや。記憶力に反射神経、体調管理、札の並べ方戦略など、まさにテニスか卓球のシングルスやってるようなもんや。別名、“畳の上の格闘技”って言われてるんやで。でも、最初で基本は、やっぱり100首全部、完璧に覚えることから始まるんじゃ」
みお「でも、上の句の途中からでも、取られてしもたけど」
隠居「要するに、上の句と下の句とのマッチングを、いかに人より早くやって、人より早く取りに手を出せるかやね」
みお「秘訣はあるの?」
隠居「あるある。未央ちゃんも、これを覚えたら、少々の相手でも簡単には負けんようになるで」
みお「教えて、教えて。今度、他の仲間に仕掛けてやっつけたるねん」
隠居「ははは〜。そうじゃのお。そのカルタ部の小学生に勝つには、かなり訓練せんと追いつかんだろうが、並みの人が相手やったら、まあ勝てるやろな」
みお「勉強します。御隠居様〜、お教えを〜」

隠居「上の句を聞いてすぐに下の句を言えなきゃ駄目だわな。それからの話や」
みお「すぐ全部覚えるから〜。でも、上の句全部聞いてからでは、間に合わへんように思うけど。似たような上の句、多いし」
隠居「全部聴いてたら間に合わへんのは、当たり前や。上の句のどこまで読まれたら、確実に下の句を繋げるか、“きまり字”ってのがあるんや」
みお「やっぱり。上の句の最初の5文字も読まれてないのに、みんなの手が出るねん。秘訣って、みんな知ってるんやね」
隠居「最初の第1字で、下の句が決まってしまう“1字ぎまり”が基本。未央ちゃん、“娘房干せ(むすめふさほせ)”って判るか」
みお「娘さんに房を干してもらってどうすんの」
隠居「ちゃうがな。“む・す・め・ふ・さ・ほ・せ”ってのが1字ぎまりや。」
みお「上の句の読み出しの第1字目が、それってこと?」
隠居「そうや。“む”で始まる歌は? 覚えてるか?」
みお「ちょっと待ってよ、思い出すから。え〜と、そうや。“村雨の〜”や。下の句ゆうたら、“村雨の 露もまだひぬ まきの葉に・・・・霧立ちのぼる 秋の夕暮れ”や」
隠居「そうや。せやから、“む”って読み始められたら、“きりたち”に決まっているんじゃ」
みお「そしたら、ほかもそうやねんね。“す”やったら・・・・“住之江の〜”やから“夢の通い路”や」
隠居「ほほう。未央ちゃん、結構覚えてるやないか。ほかもそうやで。だから、この1字ぎまりの取り札がどこにあるか、始まる前からチャックしとかなあかんのや」

みお「それだけ?」
隠居「この1字ぎまりの札が7枚ある。次に2字ぎまりが42枚、3字ぎまりが37枚、あと、4字が5枚、5字が2枚、6字が6枚や。せやから、3字ぎまりぐらいまでマスターできたら、ほぼ無敵やな」
みお「ふ〜ん。あの小学生たち、そんなことまで覚えてるの?」
隠居「部活で競って覚えてるんじゃろな。でも、難しいから完璧にマスターしてるとは思えんがな〜」
みお「でも、よってたかって札取られてしもたわ」
隠居「多分、それぞれが得意の札があるんじゃろ。この札だけは、絶対誰にも取らせへん、ちゅうのが。未央ちゃんも、覚えるのやったら、そうして得意の札から始めて枚数を増やせばいいんじゃ」

みお「もっとほかに秘訣は?」
隠居「みんなで百人一首をする時は、100枚をばらばらに並べて、周りに坐った数人で取り合うのが一般的やわな。それと、“源平合戦”というて源氏側と平家側の二手に分かれて、50枚づつ3段に並べる。自分側を取れば減って行くし、相手側のを取ったり、相手がお手つきすれば、自分側の札を1枚相手側に渡す。そして早く無くなった側が勝ちじゃ」
みお「ふんふん」
隠居「せやから、自分が得意な札は自陣内の近いところに置いておくのが戦略じゃ。相手側に渡す1枚は不得意なのを渡せばよい。競技かるたの場合は、この源平式で、しかも枚数は半分の50枚で、25枚ずつ並べる。残り50枚は箱に仕舞われて、空札になる」
みお「そんなら、自分の得意な札ばっかり25枚、先に並べたら有利や」
隠居「残念でした。そんな競技前から取り合いするようなことはでけんようになってる。まず100枚全部裏返してシャッフル、そして25枚ずつ取って並べる。選り好みできんようになってる。そこで表向けて25枚を3段に並べる時に、戦略がいるんじゃ。上の句の似たものとか、自分の好きな札中心とか、1字ぎまりの札は相手に取られないように、自分の利き腕のすぐ下とか、それぞれじゃがな」
みお「駆け引きや作戦も重要なんやね」
隠居「それに、下の句の取り札は、いちいち読んでいる間はないから、形で覚える。要するにパターン認識やな。それと慣れてくると、読み人の発声の癖まで分析できるようになると聞くで」

みお「ふ〜ん。たかがかるたと思っていたけど、奥が深いんやね。それで、腕前はどないして決まってるの? 階級はあるの?」
隠居「競技かるたには全日本かるた協会が認定する初段から10段まであって、個人戦の試合はA級からE級までクラスに分かれてやる。」
みお「囲碁や将棋といっしょや」
隠居「そうや。A級は4段以上や。この辺は、全国大会でも常連さんで、正に紙一重ってところや。日夜精進して鍛えてなかったら、全国大会や名人・クイーン戦なんかお呼びでなくなる」
みお「ひえ〜っ。そら凄い」
隠居「未央ちゃんも、貸してもろた“ちはやふる”の漫画読んで勉強するこっちゃな」
みお「うん。興味湧いて来た。そうするわ。それで、御隠居様はどれくらい? 昔はちょっと強かったっておっしゃってましたけど〜」
隠居「そんなら、本箱の上に置いてる百人一首の箱、とってみ〜。並べんでもええから、読み札の始めの5文字分だけ、未央ちゃん、読んでくれたら、下の句をすぐに言うてやるわ」

(効果音)百人一首を箱をとって、開ける音。

みお「適当に選んで読むよ」
隠居「OK、OK。さあこい、未央ちゃん」
みお「あまつかぜ〜」

(効果音)バシッ! (札を取り払う音)。

隠居「乙女の姿 しばしとどめん・・・や」
みお「はやっ!」
隠居「昔、宝塚歌劇の女優さんに天津乙女さんというのが居てた。この歌から名づけたそうや」
みお「ほんま〜。ほな次や。こいすてふ〜」

(効果音)バシッ! (札を取り払う音)。

隠居「人知れずこそ 思いそめしが・・・」
みお「ちはやふる〜」

(効果音)バシッ! (札を取り払う音)。

隠居「からからくれないに 水くくるとは・・・」
みお「これやね。漫画の題名になってるのは」
隠居「そうや」
みお「しのぶれど〜」

(効果音)バシッ! (札を取り払う音)。

隠居「物や思うと 人の問うまで・・・」
みお「これ恋の歌やね」
隠居「百人一首は恋の歌が多いんじゃ。それに、先ほどの“こいすちょう”というのとこの“しのぶれど”というのは、天皇の前で行われた歌合せってどちらが優れた歌か勝負された歌やったんじゃ。それで負けた方が悔しくて食事が咽を通らなくなって死んじゃった」
みお「ひゃ〜、かわいそう。どっちが勝ったん?」
隠居「“しのぶれど”の方じゃ。しかし、審査役が迷って決めかねていた時に、天皇が何気なく口ずさんだ方を勝ちとしたそうな。審査役も不承不承のようで、現在の歌壇での評価は“こいすちょう”の方が上や言われてるけど」
みお「ふ〜ん。千年越しの争いやね」
隠居「ところで、未央ちゃんは、神戸や淡路などを詠んだ百人一首を知ってるか?」
みお「もちろん。“淡路島 通う千鳥の 鳴く声に 幾夜寝覚めぬ 須磨の関守”でしょ」
隠居「そやそや。けど、もっとほかにもあるんやで」
みお「判らへんわ」
隠居「ほとんどが、奈良や京都が多いけど、神戸や兵庫県内のことを詠ったのが6首あるんじゃ」
みお「ほかの5首は?」
隠居「“有馬山 猪名の笹原 風吹けば いでそよ人を 忘れやわする”は、有馬山は三田やし、猪名の笹原は伊丹・川西・尼崎あたりじゃ」
みお「そういうたら、有馬温泉もあるし、猪名川があの辺り流れてるね」
隠居「そうじゃ。それから、“来ぬ人を 松帆の浦の 夕なぎに 焼くや藻塩の 身もこがれつつ”は、松帆の浦は淡路島の、今は明石海峡大橋の直下の海岸じゃ」
みお「藻塩って何?」
隠居「昔は、海岸に打ち寄せられた海草、藻を焼いて塩を採ってたんじゃ。藻塩じりじり焼いてると自分の身を焼いてるみたい、って、やってこない恋人に訴えてるんじゃ」

みお「ほかは?」
隠居「“たれをかも 知る人にせん 高砂の 松も昔の 友ならなくに”」
みお「これ、あの加古川の西の高砂?」
隠居「そのとおり。高砂の“尾上(おのえ)の松”は昔から有名じゃったからな」
みお「そんなら、“高砂の 尾上の桜 咲きにけり 外山のかすみ 立たずもあらなん”もやね」
隠居「ぱっと見たらそうやけど、実際は京都と言われている」
みお「何で?」
隠居「一般論として、高砂は高い山で、尾上は山の尾根や。だから京都のお屋敷から廻りの山々の桜並木を眺めたと言われているが、隠居は、それは屁理屈やと思っている。高砂の尾上でいいじゃないかと」

みお「あと一つは?」
隠居「これも、歌を詠んだ時期が違うと問題になっているが、“たち別れ いなばの山の 峰に生(お)うる 松とし聞かば いま帰りこん”。これは紫式部が源氏物語を書く時にモデルにした在原行平が、“いなば”すなわち鳥取県の因幡の国司に赴任する時に詠ったとされているが、証拠はない」
みお「え〜。でも、ちゃんと“いなば”って言うてるやん」
隠居「在原行平が須磨に流されてきて、多井畑の松風・村雨の姉妹とのラブストーリーは有名じゃ。その別れに際して詠ったと隠居は思っている。須磨にも、昔、稲葉山があったしな」
みお「百人一首って意外と身近なことやったんやね。未央、興味がずんずん湧いてきた」
隠居「百人一首を勉強するには、歌の意味や詠まれた背景をしっかりと理解している方がいいわな。未央ちゃん、高校で教えてもらったそうやけど、全部判っとんかいな?」
みお「そりゃ、そこそこね。でも、古文は言葉の意味も難しいし、それに、あの旧仮名遣いってのが馴染めんのよ〜」
隠居「でも、戦前までは教科書も新聞・雑誌・小説も旧仮名遣いやったんやで」
みお「あれ変や。書いてる文字と発音が違うなんて、理解できんわ」
隠居「ばかばか。旧仮名遣いは、古来日本語の発音が基礎になってるんで、現代になって、発音事態が移り変わってきたからじゃ」
みお「へ〜。そんなら、大昔は旧仮名遣いのような言い方やったん?」
隠居「基本的にはな。隠居の年代が旧仮名遣いで教育を受けた最期じゃないかな」
みお「じゃあ、お父さんやお母さん年代は、私らと同じ?」
隠居「そうじゃ」
みお「どおりで。“わすれじの〜”の下の句が“きょうかぎりの〜”って聞いたから、“き”ばっかり思い浮かべてたら、“けふをかぎりの〜”やった。お手つきちゃうって抗議したら、小学生らにまた馬鹿にされた」
隠居「ふんふん。知らぬことは大恥のもと、じゃったのお〜」
みお「そういうたら、“こいすちょう〜”も“こいすてふ〜”って書いてあったわ。私って、ほんとに昔のこと、何にも知らんかったんやね。」
隠居「今頃悟ったか」
みお「はいはい。今度ばかりは、こたえたわ。これからは御隠居様にもっと色々なことを教えて貰います」
隠居「うんうん。ちゃんと心入れ替えて勉強せえよ」
みお「はい。そういたします。御隠居様〜。ありがとうございました。ほな、またね〜」
隠居「ちょっと待ちや」
みお「えっ、何?」
隠居「“ちはやふる”の漫画、置いてき。隠居も百人一首の話、読んでみたいわな」
みお「もう、御隠居様は〜。未央が借りてきたんやから、未央が先です。こんな面白そうな漫画、先に読まれてはたまりません」
隠居「ほっほっ。やる気満々じゃな。結構結構」
みお「読んだら、すぐ持ってくるさかいに、待っててね」

(効果音:部屋の扉を開けて、バタンと閉じる音)

(第6話 おわり)

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自著紹介『ラジオドラマシナリオ集“御隠居様と隣の未央ちゃん”』

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