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『城崎殺人事件』
浅見光彦にとって恐れ多い存在の母親のお供で、志賀直哉の小説で有名な城崎温泉へ。天然記念物の玄武洞の近くの近代的な瀟洒なビル(幽霊ビル)で起きた殺人事件に巻き込まれる2人。日和山観光のドライブ中にレンタカー暴走であわや事故死の目に遇う。光彦の推理で巨額の詐欺商法投資団体が絡んで死んだ親友の無念を晴らした事件、その残党の影が動く・・・・・。 (登場するひょうごの地、施設等)
@ 城崎温泉(志賀直哉も泊まった宿「三木屋」、城崎警察署、城崎町役場(商工観光課)、城崎ロープウェイ)、 A 幽霊ビル(玄武洞駅すぐのところにレンガ色のタイルを貼った、この辺りでは珍しい近代的なレンガ模様の瀟洒なビル。建物の周りは有刺鉄線で囲う)、
B 但馬の土蜘蛛伝説、 C ガソリンスタンド兼レンタカー屋(三木屋から歩いて5,6分のところ)、 D 外湯七湯(もっとも由緒の古い鴻の湯、三木屋の正面の御所の湯・・・)、
E 出石(城下町、出石神社、天沢信孝という出石焼随一の作陶家の直営店、出石そば)、 F 日和山(日和山温泉、日和山遊園)、 G 但馬海岸有料道路(マリンライン)、
H 余部の鉄橋、I美味のカニ、但州御膳(但馬牛とカニ、ハマグリが山盛り)、 I 来日の集落(来日岳567mの山中)、 J 玄武洞、青龍洞、
K 志賀直哉の「城崎にて」「暗夜行路」、 L 北但大地震(大正14年5月23日に発生した。城崎温泉は壊滅状態)、 M 生命保健会社の城崎営業所(駅前広場の裏の通りに面した、3階建の小さなビル。駅前広場から、旅館側とは反対)、
N 天日槍伝説、O田道間守、P橘の実(中嶋神社)。 ※作者の現地取材は、1992年6月