3.田舎での受け入れ体制の整備 多くの地方(田舎)において「田舎の雰囲気体験」「農業体験」などが各地で試みられていますが、どこも同じような取組みに留まり、特色を出すに到っていませんでした。ところが、最近になって、地域活性化の切り札として役場、地元団体だけでなく、各地域のコミュニティが協調して、ハード(施設)の整備のみならず、都市住民の田舎暮らしに対する受け入れ体制、サポート体制をしっかりと用意し、各種の定住支援措置も用意したり、地域コミュニティの一員として地域社会全体で受け止めるホスピタリティの醸成に務めて、各地とも都市の人々の田舎暮らしを誘導、受け入れようとしています。これまた猫杓型から脱皮して、各地とも特色のあるメニューや態勢を整えてきています。
3.神戸市も「神戸・里山暮らし」を勧誘 神戸市も、都市近郊の強みを生かして、豊かな自然や農地が多い北区や西区を中心に、農村の豊かな自然や緑に親しめる住環境として、「神戸・里山暮らし」を勧めています。一時的な訪問・交流から、神戸の農村地域居住(「里山暮らし」)を支援するため、「農村定住促進コーディネーター」を配置しました。農村地域での空家の調査をはじめ、登録制「空家バンク」の開設もして、地域住民の一員として居住しようとする方々に便宜を図っています。(2016年5月)
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