兵庫県を東から西国へ歩く〜兵庫県横断ウォーク〜
(地域の活性化、まちづくり・まちおこしへの取組み
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兵庫県を東から西国へ歩く〜兵庫県横断ウォーク〜
兵庫県を東から西国へ、古代は直線的な山陽道、中世、近代には多くの人々・荷駄が往来する西国街道が走っている。2年前には、兵庫県を北から南へ、私たち同期生たち(兵庫高校49陽会)が、高校(県立兵庫高校)卒業50周年記念に、有志の「49(よく)歩く会(代表、何徳輝)」を中心に、日本海側から太平洋側(鳴門海峡)に、縦に踏破しました。
この度、兵庫県を横断するべく、西国街道を基準としながらも、興味のある周辺地域も含めて、兵庫県を東から西国へ歩きぬこうとしました。
(左写真:国道171号線“西国街道”沿いを元気に歩く)
平成25年6月9日に兵庫県の東隣の大阪府池田市から兵庫県に入って、無理をせずに、1日あたり10q〜を基本に一路西国へ伊丹から兵庫県西方へ、歩き始めました。
そして遂に、2年を掛けて延べ18日間、平成27年6月7日に兵庫県の西端の赤穂郡上郡町の船坂峠を越えて、兵庫県内を踏破しました。今回の横断(西国街道)ウォークの総踏破距離は約210キロとなりました。元気な仲間たちが一緒だったからこその達成感が味わえました。
(右写真:船坂峠の兵庫県と岡山県の県境碑の前で、完全踏破の記念撮影です)
●各区間の踏破の状況(2013.6.9〜2015.6.7)
※道中コメントは、ウォークの中心になっている「49歩く会」の報告を掲載しています
。
(写真:小林一三記念館前にて)
第1回 池田→伊丹 10`
開催日 :平成25年6月9日(日)
阪急池田駅を10時にスタートしました。池田では、小林一三記念館・池田城址公園を訪ね、昼食後にインスタントラーメン館を見学して兵庫県の伊丹に入りました。池田の呉春酒造、伊丹の小西酒造の酒蔵は公開されておらず、見学はできませんでした。辻の碑、多田街道などまわりました。ウォークのスタート呼びかけが急だったため参加者が少なく、ちょっと淋しいウォークでした。
(写真:昆陽寺にて)
第2回 伊丹→西宮 14`
開催日 :平成25年9月29日(日)
快晴の空のもと阪急伊丹駅を出発し、昆陽寺、師直塚、髭茶屋跡、髭の渡し、門戸厄神駅、広田神社、満池谷のニテコ池、旧松下幸之助邸(名次庵・光雲荘)、西田公園(万葉植物苑)、西宮神社を経由して、一路目的地の西宮酒蔵通りへ向いましたが、西宮神社到着が午後4時を過ぎ、後は断念しました。しかし今回のウォークでは、中嶋氏(私)・土井氏・安田氏の郷土史解説付きでした。
辻の碑説明板
小西酒造
髭の渡しの常夜灯
門戸厄神、西国街道の案内碑
(写真:今津六角堂前にて)
第3回 久寿川(西宮)→魚崎(神戸) 12`
開催日 :平成25年10月27日(日)
秋晴れのもと、阪神久寿川駅を出発し、第1目的地の明治15年に建てられ保存されている今津小学校旧校舎(今津六角堂)へ向かいました。校内にあるので、学校授業日しか見学できないところ、偶然に遭遇した学校職員の方に案内いただき、特別に展示されている年表や昔懐かしい教材などを見学できました。続いて、今津郷酒蔵通り、大谷記念美術館、打出西国橋、神戸海事博物館、魚崎郷の酒蔵など回りました。街中の変化の乏しいウォークでしたが、普段なかなか顔を合わせることのない仲間が、道々語り合いながら歩けて、これもまた良かった。
(写真:西求女塚古墳にて)
第4回 魚崎(神戸)→三宮(神戸) 12.5`
開催日 :平成25年11月24(日)
晴天のもと阪神魚崎駅を出発。午前中は、魚崎郷・御影郷(菊正宗・白鶴)、東求女塚古墳、沢の伊の霊泉、処女塚古墳を巡り、甲南漬資料館、甲南漬本舗の平介茶屋で昼食をとりました。 午後は、御影公会堂、西灘郷(沢の鶴)、西求女塚古墳、敏馬神社、旧西国街道を辿って、三宮に午後4時半すぎに到着。普段なかなか一人では行く決心のつかない場所を、仲間と楽しく見て歩き、新発見があり良いものですね。
西国街道の浜街道
魚崎郷・浜福鶴
明治維新時徳川道分岐地点
敏馬神社にて
(写真:旧二葉小学校玄関前にて)
第5回 三宮(神戸)→新長田(神戸) 10`
開催日 :平成26年1月26日(日)
日頃の行いが良かったのか、寒さも厳しくなく、家を出るときに降っていた雨も三宮出発時には上りました。東遊園地や旧居留地では、今まで見過ごして通っていた下水道遺構など、神戸検定合格の吉村氏の案内で、分かっている限り2体しかない戦前のビリケンさま(松尾稲荷神社・鎮守稲荷神社)にもお参りできました。最後に訪れた新長田にある市立地域人材センター(旧二葉小学校)では、展示されていたアザラシの赤ちゃんロボットのかわいい仕草に心を癒されました。地元の新しい発見もでき、有意義な新年初のウォークでした。
(写真:JR新長田駅前にて)
第6回 新長田(神戸)→須磨(神戸) 8`
開催日 :平成26年2月23日(日)
新長田の平忠度の腕塚・胴塚を見て、JR須磨海浜公園駅からボランティアガイドの矢野氏に須磨の観光スポット、網敷天満宮、福祥寺(有名な須磨寺)、源光寺、村上帝社、関守稲荷神社を案内していただきました。 今回の矢野氏は我々と同世代の素敵な紳士でした。閉会したソチ・オリンピックでも幅広い年齢層の選手が活躍しました。ボランティアガイドさんも同じだと感心しました。地域を愛する気持に年齢は関係ないようです。
兵庫宿の湊口惣門跡
長田の鉄人28号像と
源氏物語ゆかりの源光寺
菅原道真ゆかりの網敷天満宮
(写真:塩屋カントリークラブ前にて)
第7回 須磨(神戸)→垂水(神戸) 7`
開催日 :平成26年3月30日(日)
家を出る時には春の嵐を思わせるような風雨でしたが、須磨駅を出発する頃から次第におさまってきて、ジェームス山に着く頃には雨も上りました。これは私たちの日頃の行いが良かったからなのでしょうか。一の谷の源平史跡「戦の濱碑」、みどりの塔(転落地球儀は震災モニュメント)、句碑群、敦盛塚、ジェームス山、塩屋カントリークラブ(会員以外でも利用可)、万葉歌碑の道、恋人岬、海(わだつみ)神社などを回りました。今回もボランティアガイドさん、須磨駅から塩屋駅まで前回の矢野氏に、続いて塩屋駅から垂水駅まで増本氏に詳細に案内していただきました。
(写真:柿本神社階段前にて)
第8回 垂水(神戸)→明石 10`
開催日 :平成26年4月13日(日)
雨を覚悟で臨んだ今回のウォークでしたが、晴れ間こそありませんでしたが、雨にふられず歩くことができました。これも、11月にフランスから帰国された坂本画伯が参加して下さったからでしょう。垂水駅から朝霧まで、増本氏と秦氏のボランティアガイドさんに案内していただきました。五色塚古墳、舞子公園の旧武藤山治邸、舞子砲台跡、舞子延命地蔵、舞子六神社、明石市立天文科学館、柿本神社(人丸神社)、月照寺、亀の水など見学しました。天文科学館の背後にある柿本神社の階段は少々きつかった。
源平史跡「戦の濱碑」
摂津と播磨を別ける境川
五色塚古墳にて
舞子砲台跡と明石海峡大橋
(写真:JR大久保駅前にて)
第9回 明石→大久保 10`
開催日 :平成26年5月18日(日)
ボランティアガイドさんの引率で明石駅を出発。快晴の空の下、西国街道を西に向って歩を進めました。ガイドさんは見学箇所での説明も、資料を見ることなく、すらすらと詳細に説明下さって、大変良くわかりました。武蔵の庭、源氏物語ゆかりの地や古い和坂の集落、大久保の本陣跡などを通過。この日、皆健脚で、午前中は一度の休憩もなし。予定では魚住駅まで歩く筈が、メンバー側の方が疲れてしまって、1駅手前の大久保駅で断念しました。
(写真:JR東加古川駅前にて)
第10回 大久保→東加古川 10`
開催日 :平成26年6月22日(日)
雨の中を歩き始めましたが、直ぐに陽も射してきました。国道沿いのコカコーラ工場西端には牛舎が使われていた当時の姿で残って、近代的な工場との対比が見れます。その牛舎北の道が山陽道で、そこからの街道は現代家屋とともに数多く残っている昔の家並み、神社、史跡が不思議な融合が見れます。金ヶ崎神社、長坂の古代の駅家跡、長池本陣跡、清水神社、西福禅寺、五社大神社、長松寺などを巡り、ガイドさんの説明に、昔の日本にタイムスリップした気分を味わえました。住民の皆さんもおっとりと、日頃バタバタ忙しなく生きている私たちには心和らぐウォーキングでした。
武蔵の庭(明石公園内)
大久保の本陣跡
西福禅寺前の道標
長松寺
(写真:聖パウロ生石保育園の前にて)
第11回 宝殿→曽根 10`
開催日 :平成26年7月20日(日)
今回のウォーキングでは本来のルートを外れて、途中、3年前に亡くなられた旧友の坂牛氏の遺徳と偲んで、彼が創設した聖パウロ生石保育園を訪ねました。坂牛氏のご家族に歓待され、時の経つのも忘れ、彼の歌うバラード『じろはったん』をBGMに坂牛氏の遺影の前での昼食、讃美歌を歌って追悼の機会を得ました。
西国街道ウォークも、謎だらけの推定5トンの巨大な石造物「石の宝殿」の生石神社、宝殿山山頂、ばんとう通り、一の鳥居、阿弥陀の生んだ山片蟠桃(町人学者)碑、覚正寺、神爪五輪塔、法華山道標、旧魚崎郵便局、正連寺・佐々木すぐる(『月の沙漠』の作曲家)生誕地碑、 聖パウロ生石保育園、地蔵院、児嶋範長墓碑、道標集積地を巡って、曽根駅に到着しました。
(写真:ご当地グルメの「かつめし」をいただいた料理店前にて)
第12回 東加古川→宝殿 12`
開催日 :平成26年9月28日(日)
秋晴れの最高のエホーク日和。午前中は街道沿いの新在家地蔵堂五輪塔、野口城址、教信寺、賀古の駅家跡(古大内遺跡)、和泉式部宝篋印塔、観音寺、おいりの清水、龍泉寺、寺家町(菅原洋一生家、本陣跡など)とめぐりました。昼食は加古川名物「かつめし」を美味しくいただきました。午後は、樹齢300年の銀杏の称名寺、日本毛織の古い建造物(ニッケ社宅倶楽部、工場、社宅など)、化け猫伝説の赤壁大明神の春日神社、加古川を渡り、福正寺を見て、宝殿駅に到着。
宝殿駅前の「じょうとんば像」
生石神社の「石の宝殿」
教信寺
旧西国街道を歩く
(写真:御着城跡の姫路市役所東支所前にて)
第13回 曽根→姫路 13`
開催日 :平成26年10月19日(日)
今日も秋晴。曽根駅を出て、古代山陽道の佐突駅家跡、六騎塚、亀趺(きふ)台に建てられた備後守兒嶋君墓碑、日吉神社常夜燈、安養寺、別所賽の神、宝量寺、弁慶地蔵堂、今も注連縄がかけられている佐土賽の神、福乗寺、延命寺、大歳神社、御着宿本陣跡、そして黒田官兵衛ゆかりの小寺大明神、御着城跡の城を模した市役所東出張所前にて昼食。休憩後、黒田家廟所、天川橋(移築)、徳證寺、牛堂山国分寺、播磨国分寺跡、一里塚跡、姫路大仏の瑞岩院、六十六部日本廻国供養塔、溺死者菩薩塔、市川橋、播但線の京口駅でちょっと休憩。ここからは姫路城下町へ。東光中学の外今日口門跡、播磨国総社へ。大手前公園で大天守保存修理工事もほぼ終り、新装なった姫路城を見て感激。商店街を通って姫路駅で解散。今回は、沢山の名所旧跡を廻りました。
(写真:長丁場やっと到着したJR網干駅前にて)
第14回 姫路→太子 14`
開催日 :平成26年11月30日(日)
参加者は少なかったが、少し距離が長かったのですが、何とか全員歩きとおすことができました。美しい紅葉に彩られた城下町を、当時の西国街道沿いは多くの古民家や道標が残っていました。太子町に入って雲行きが怪しくなり、雨に追われて網干駅へ。
中ノ門を見て札の辻、本陣跡、船場川、船場本徳寺、船繋石、初井家古民家、1週間の命だった飾磨県庁舎跡(姫路日赤病院跡)、今宿道標、、播磨高岡周辺でちょっと休憩、夢前川を渡って河川敷公園にて遅い昼食をとりました。午後は、大きな旧庄屋屋敷、製紙組合碑、黒田官兵衛ゆかりの青山古戦場跡。山田峠を越えて太子町へ。題目塔、桜井の清水、黒岡神社、太田の地蔵菩薩、聖徳太子が天から降らせた鵤荘の膀示石などを巡覧しました。
黒田官兵衛ゆかり御着城跡
古い町並みが続く西国街道
姫路と太子の境、山田峠附近
第1次戦争のドイツ俘虜収容所(姫路)で俘虜たちが故郷を懐かしんで造ったドイツのお城
(写真:兵庫県内最低峰の「唐船山」頂上・海抜19mにて)
第15回 (番外)播州赤穂→坂越 10`
開催日 :平成26年12月14日(日)
西国街道本道からは離れますが、番外で、第111回を迎える赤穂義士祭に併せ、赤穂から古来からの港町坂越を目指しました。元禄絵巻に彩られた城下町を横目で見ながら、息継ぎ井戸、花岳寺、赤穂城など、早籠ならぬ早足で巡りました。赤穂御崎方面へ向かい、唐船ビーチで美味しい牡蠣を食べて、県内一番低い唐船山にも全員揃って登頂できました。昔の面影を偲ばせる風情のある坂越の町も、木戸門跡、まちなみ館、奥藤酒造郷土館、旧坂越浦会所、大避神社、妙見寺など、大いに堪能できました。
(写真:太子斑鳩寺三重塔にて)
第16回 太子→龍野 11`
開催日 :平成27年3月29日(日)
網干駅より小雨の中、聖徳太子さんゆかりの鵤の町を、糸の井、徳堂上人堂、太子町歴史資料館では学芸員さんに説明も頂き、北向地蔵など、西国街道を一路西へ。雨中、お昼の場所を斑鳩公民館の方に便宜を計っていただき、地元のみなさんのおもてなしに感激。林田川を渡りたつの市内に入り、庄屋弥右衛門翁彰功碑、宝林禅寺、揖保川を渡って正條の渡しから宿場町へ。淨栄寺、有名な道標、宿本陣跡などを巡って龍野駅に到着しました。雨は午後からあがって助かりました。
当日は赤穂義士吉良邸討入りの日(赤穂義士祭)
古い町並みが残る坂越の街道
雨中、西国街道を歩く
西国街道「正條の宿」、明治天皇の行在所碑
(写真:昼食休憩をとった相生駅前のアネックス前で)
第17回 龍野→有年 17`
開催日 :平成27年4月26日(日)
朝から汗ばむような快晴。気温も20度近くまで上がっていたようです。暑くなるのを覚悟でザックに日傘を入れて出掛けたのですが、風が爽やかだったのでサンバイザーを被っていると日傘は不要なお荷物になっただけでした。
街道を歩きながら田圃の真ん中や家の庭先に残る古墳を守り、その田を耕し近所の人と立ち話をしながら、古代人と21世紀に生きる地元の人たちとのほのぼのとした共存の姿を垣間見ることができました。
龍野駅を出て、了福寺、片嶋本陣跡、河本光頌徳碑、塚森古墳、西法寺、大将軍神社、赤坂古墳、相生駅前、金毘羅神社、円立寺、若狭野古墳、赤穂藩浅野家分家跡を辿り、JR有年駅に到着。
オーバに言うなら午後は行軍ウォークでした。一人では歩けない距離も仲間となら一緒に歩けたのです。
(写真:踏破のエピローグ、JR三石駅にて)
第18回 有年→三石(岡山) 18`
開催日 :平成27年6月7日(日)
2013年6月、池田(大阪)を出発した私たち兵庫県横断(西国街道)ウォークも、今回が最終回。梅雨入りしたというのに朝から信じられないような快晴。有年駅から西国街道を通り船坂峠で県境を越えました。有年峠は通行止めで鯰峠へ迂回。歩行距離は18キロと長丁場のウォーキングでした。
有年村役場跡、有年宿番所跡、有年家長屋門、光明寺、淳泰寺、西有年宮東遺跡、大避神社、西有年馬路遺跡、明治天皇駐輦之碑、馬路池、山陽道野麿駅家跡、落地八幡神社、梨ヶ原宿遺跡、船坂神社、船坂峠、県境界標柱、雲水井戸、船坂義挙之趾碑、三石一里塚を通り、遂にJR三石駅に到着。
石室内も入れる
若狭野古墳の前で
赤穂藩浅野家分家前で案内解説いただいたボランティアガイドの中村さん。このシリーズ、本当にお世話になりました
古代山陽道の野麿駅家跡(前期の落地遺跡)
長丁場も西国街道ウォークもゴールが近づく。足取りも軽やかに?
(2013年6月〜2015年6月)
※兵庫高49陽会「49歩く会」から一部、資料・写真の提供をいただきました。
※下の「写真」をクリックして下さい。リンクしています。
(21)兵庫県を日本海側から太平洋側へ歩く〜兵庫県縦断 ウォーク 〜
FMわいわい番組「ゆうかりに乾杯!」放送記録
(56)兵庫県縦断ウォーク1年かけて踏破!
(2012年10月放送)
(pdf)
(51)西国街道
(兵庫県内)を辿る
(19)「ひょうごの旧西国街道を辿る」通過地点
(pdf)
※クリックして下さい。
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