執筆活動
 編集担当図書紹介『災害対策全書』
『災害対策全書』別冊の発刊(ひょうご震災記念21世紀研究機構)
2015.9.25  鰍ャょうせい 発刊
 
『災害対策全書』別冊
「国難」となる巨大災害に備える
〜東日本大震災から得た教訓と知見〜

阪神・淡路大震災から20年、改めて災害対策を振り返る!
◆シリーズ全4巻で発刊した「災害対策全書」4年ぶりの続刊! 最新の災害事例、新しい法規や制度を総括的に解説!
◆東日本大震災、福島原発事故の経験や新たな課題を踏まえ、首都直下地震、南海トラフ、富士山・桜島などの火山災害など、これから起こりうる災害についての対応策を多種多様な角度から検討!
◆内閣府、自治体、学識経験者、企業などで災害現場の第一線で活躍する執筆陣により、行政、企業、地域は災害時、いかに動くべきかの指針を示します!
【編集・発行】公益財団法人ひょうご震災記念21世紀研究機構「国難」となる巨大災害に備える編集会議
【編集長】河田 惠昭(阪神・淡路大震災記念 人と防災未来センター長)
【委員】五百旗頭 真、安部 誠治、貝原 俊民(故)、林 敏彦、、室崎 益輝、計盛 哲夫
A4版・定価(本体7,870円+税)送料610円
●出版の趣旨
 本書は、災害と防災対策・危機管理を学ぶ総合テキストとして2011年5月30日に出版した『災害対策全書』(全4編、災害概論、応急対応、復旧・復興、防災・減災)に続くもので、 東日本大震災から得た新しい教訓と知見をもとに、30年以内に70%の確率で発生が予測される「南海トラフ」と「首都直下」の巨大地震と津波、また原子力事故や新しい巨大災害をわが国の”国難”としないための防災・減災対策と危機管理の指針、 及びその実践的な方策を提示し、安全で安心な国土づくりに寄与することを目的としている。
 本書が、政府、自治体、企業、NPO等の防災担当者や研究者に必読・必携の書として活用されるとともに、広く住民にとっての一般教養書となることを願うものである。
●本書の内容と特色
 巨大地震による巨大津波、原子力事故にとどまらず、これから起こりうる新幹線など公共施設に対するテロ、巨大な火山噴火や異常気象による自然災害、感染症等の新しい災害を世界的な視点で多角的に取り上げ、 近年の巨大災害事例も紹介して、その必要な対応策を提案している。加えて、東日本大震災後に新しく整備された災害関連の主な法律や諸制度と組織を体系的に解説し、これからの活用方策を明示している。主な内容と特色は、以下のとおりである。
@東日本大震災と福島原子力事故から得た教訓に加え、「安政東海・南海地震」、「関東大震災」、「リスボン地震」等の歴史的災害を再考して、学び直す。
A近年の巨大災害ハリケーン・サンディ、台風・ヨランダ、タイの洪水や新型感染症など新しい災害及びその復興過程を検証し、加えて懸念されている火山噴火や新幹線など社会的基盤に対するテロへの備えを強調。
B巨大地震等に備える政府と自治体、おおび電力会社等の組織的対応、防災計画の改定と一層の充実策等の紹介
C東日本大震災以後に、新しく制定、改定さえた防災関連法規と制度の解説。
D東日本大震災の復旧・復興の現況と新たな課題を通じた次なる巨大災害に備える実践的な防災対策と事前復興策、及びまちづくりのあり方の提案。
E安全な国土のグランドデザインづくりの提唱。
別   冊
序章 巨大災害に備える新しい知見と指針: 1総論/2東日本大震災と福島原子力発電所事故が教えるもの/3内外の巨大災害と復興の歴史が教えるもの
第1章 防災・減災: 1総論/2南海トラフ巨大地震と首都直下地震に備える/3防災計画の改定・追加/4原子力災害への対応/5広域災害への対応/6南海トラフ巨大地震発生に備えた対応/7首都直下巨大地震の発生に備えた対応/8原子力災害対策/9巨大災害と防災まちづくり/10巨大災害と新たな課題/11地方自治体の災害対応の要諦
第2章 応急対応: 1総論/2福島第一原子力発電所事故とその後の問題/3緊急時の組織対応/4緊急時の情報対策/5緊急時の環境整備/6避難対策/7緊急時の私権制限
第3章 トリプル災害からの復興: 1総論/2復興の定義と指標/3東日本大震災の復旧・復興/4大災害の経済的インパクト/5東日本の産業復興/6復興まちづくり/7福島第一原子力発電所事故のインパクト/8福島第一原子力発電所事故への対応
第4章 新しい災害に備える: 1総論/2新たな災害の発生と対策/3福島原発事故後の原子力災害対策/4災害関連法規の改正と亜tらしい法律/5「国難」となる巨大災害に備える
終章 記憶と継承と覚悟

編集担当図書紹介『災害対策全書』(ひょうご震災記念21世紀研究機構)2011.5.30  鰍ャょうせい 発刊

別冊発刊にあわせ既刊『災害対策全書』全4巻も、プリントオンデマンド(POD)版として復刊! 予約販売のみとなっております。
 公益財団法人ひょうご震災記念21世紀研究機構では、全国の学識経験者にお願いして、災害対策の百科事典というべき『災害対策全書』を出版しました。その編集のお手伝いをしていた校了間近の3月11日、想定を越えた巨大広域複合災害というべき「東日本大震災」が発生し、その実態を反映したより多くの教訓を盛り込むために、緊急追加収録を加えて、このほど発刊に至りました。(2011.5.30)
『災害対策全書』
全4巻:「災害概論編」「応急対応編」「復旧・復興編」「防災・減災編」

災害発生時に行政や企業、地域が何をすべきか。
〜災害と防災対策、危機管理を学ぶ総合テキスト〜
防災担当者必携の書
・災害のオールフェイズ、オールハザードが対象
・国、自治体、企業、地域、家庭が災害に備える「指針」
・自治体などの防災担当者の活動の「手引き」
・防災組織の充実と防災計画の改定・強化の「指標」
・災害研究、防災・減災研究の「資料」

(左写真)『災害対策全書』全4巻 A4版・上製本  定価 23,000円(税込み)  鰍ャょうせい より発行(連絡先、下段)のちらし
【編集企画】公益財団法人ひょうご震災記念21世紀研究機構「災害対策全書編集企画委員会」
      総括:貝原 俊民(ひょうご震災記念21世紀研究機構理事長)
      代表:五百旗頭 真(同研究機構研究調査本部長)
【編集長】河田 恵昭(関西大学社会安全学部長・教授)
      林  敏彦(同志社大学政策学部教授)
      室ア 益輝(関西学院大学復興制度研究所長・教授)
      計盛 哲夫(ひょうご震災記念21世紀研究機構主任研究員)
【執 筆】我が国の災害防災関連分野の第一線で活躍されている研究者、専門家、実務家等234人、429項目

●発刊にあたって
 いま、世界各地で巨大地震が発生し、また地球環境の変化によると思われる熱波・干ばつや集中豪雨などの異常気象が多発しています。
 さらに、環境汚染、新型インフルエンザ、テロに凶悪事件や巨大事故などによる“新しい災害”が相次ぎ、人類社会のリスクを増大させています。
 そして、グローバル化、技術発展に都市への人口集中と相まって、高齢化、核家族化のなかで市民生活も多様化して、それらが被害を大きくしています。
 本書は全国の研究者、専門家、行政の担当者、医師、文化人等が阪神・淡路大震災をはじめ内外で多発している各種災害をベースに災害発生時の応急対応策から復興対策、そして、今後に予想される巨大災害に備える防災・減災対策まで災害対策の各般にわたる実践的で総合的な手引書としてまとめたものです。
 手元に置かれて、災害対策の強化はもとより、「安全・安心社会」づくりに大いに活用されるよう願っています。

●各編の掲載項目
災害概論編
第1章 災害概論:1概論/2自然災害/3人為災害
第2章 災害と復興の歴史:1概説−「災害史」の困難/2主な災害と復興事例(25事例)
第3章 災害・防災関連法規
   1概説/2災害、防災関連の法制のあゆみ/3個別法律の概要/4災害・防災関連法規一覧/
    5自治体の災害・防災関連条例

第4章 災害・防災関連組織
   1災害・防災行政の機関・組織/2住民、企業等における組織・取組み/3最近の動向
第5章 災害・防災関係研究所
   1概説−災害防災関連研究機関/2国際的研究施設群/3研究所一覧
第6章 世界と日本の「災害年表」
応急対応編
第1章 災害発生時の初動対応
    1概説−初動対応の要点/2災害情報の発令、伝達/3緊急災害情報の伝達/
     4人命と文化財の救出と保護/5二次災害の防止/6災害対策本部の開設

第2章 被災者、被災地の災害医療
   1解説−救助医療対策の要点/2災害発生時における応急医療
第3章 応急復旧対策
   1概説−応急復旧対策の要点/2環境衛生に配慮した応急復旧/3公共施設の応急復旧
第4章 被災者の救助、救援対策
   1概説−被災者の救助、救援対策の要点/2避難所の被災者支援/3救援物資の調達と配布/
    4仮設住宅の建設と運営/5被災者への生活支援/6仮設(共同)事業所の建設/7被災者支援情報   

第5章 生活、経済の緊急復旧
   1概説−生活、経済の緊急復旧の要点/2被害認定とり災証明書の発行/3被災住宅の安全点検/
    4被災者生活再建の支援/5被災地の事業活動の再開支援/6各種税の減免と公共料金の免除/
    資料−阪神・淡路大震災の復旧・復興年表
復旧・復興編
第1章 復興の理念と目標
   1復旧・復興の定義と意義/2災害復興体制と復興計画/3復興計画作成の課題検討と整理/
    4災害復興のファイナンス/5復興事業の評価と検証

第2章 分野別課題
   1被災者の生活再建/2要援護者の生活復興/3医療の復興/4こころのケア/5教育の復興/
    6芸術と文化の復興/7住宅の復興/8産業の復興/9雇用・就業の復興/10復興のまちづくり/
    11都市基盤の復興と防災都市構造の強化/12グリーンリカバリー
防災・減災編
第1章 総合的な防災対策を実現するために
第2章 防災戦略計画
第3章 一元的な危機対応システム
第4章 防災計画と復興計画
第5章 ライフラインとハードの防災・減災
第6章 地域防災力の向上
第7章 国宝、文化財等の防災・減災対策
第8章 地域防災計画等各種防災計画の改善・強化対策
第9章 国際・国内空港の防災・減災対策と危機管理
第10章  防災・減災投資の投資効果の研究
●発行「ぎょうせい」へご案内
 鰍ャょうせい「ご案内・出版物」 http://shop.gyosei.jp/

当研究館のホームページ内で提供しているテキスト、資史料、写真、グラフィックス、データ等の無断使用を禁じます。

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(4)阪神淡路大震災も忘れてならない郷土の歴史

(30)阪神淡路大震災
の記憶を未来につなぐ
災害遺産・震災メモリアル

(50)公開された阪神淡路大震災のオーラルヒストリー(口述記録)

(41)阪神淡路大震災への教訓にならなかった明治・大正期の神戸群発地震と明石海峡東部地震

(18)ひょうごに災害を及ぼした主な地震一覧
(pdf)

FMわいわい番組「ゆうかりに乾杯!」放送記録
(70) 東日本大震災の被災地を再訪して
(2013年9月放送)(pdf)

(8)夢灯す、光の彫刻
「神戸ルミナリエ」

(26)ロンドン大火からの復興を記念する「ザ・モニュメント」(英国)

FMわいわい番組「ゆうかりに乾杯!」放送記録
(88) 福島の原発事故被災地を訪問
(2014年11月放送)(pdf)

共著紹介
『阪神・淡路大震災から
20年 私のたたかい』

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