おとぼけ歴史クイズ

 戦前からの漫画『のらくろニ等兵』で、のらくろはどこまで出世したでしょう
放送日
2015.02.26

 みなさん、戦前からの人気漫画、田河水泡さんの『のらくろ』の主人公、顎と手先だけ白い黒犬のお話です。昭和6年から16年まで、現在の講談社の雑誌『少年倶楽部』に長期連載されました。当時の内務省から、戦時中にふざけた漫画掲載不許可の通知に打ち切りとなりました。でも戦後になって復活していろんな物語ができましたが。大変人気でキャラクタ商品のはしりとなりました。
 退役後は、大陸に行って金山掘り当てたり、帰国して最終的には喫茶店のマスターとなり、軍隊時代のなじみの焼鳥屋の娘、おぎんちゃんと結婚します。
 野良犬黒吉くんは、最初二等兵として入隊しました。それから徐々に階級を上げ、最終的にはどこまで昇進したでしょうか。
 次の3つのうち、正解はどれでしょう。
@ 兵長
A 少尉
B 大尉
正解はB
 戦前や終戦後しばらくは、会社勤めを退職した後は、近所で喫茶店を持ち、マスターになることがのらくろ同様にサラリーマンの憧れでもありました。
 田河水泡さんは、当初のらくろを少佐に昇進させる原画を出したのですが、当時の軍部から「ニ等兵で入隊して佐官(少佐〜)は余りに無理である」として拒否されたそうで、結局は大尉どまりで退役してしまいました。
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