おとぼけ歴史クイズ


 マラソンの距離42.195kmはどうして決まったでしょう?
放送日
2015.04.23

 みなさん、マラソンの距離42.195kmはどうしてそんな中途半端なのに決まったのでしょうか。昔は会場に合わせて短かったり、ちょっと長かったりしました。
 その訳は、次の3つのうち、正しいのはどれでしょう。
@4回大会で1番でスタジアムに帰ってきた選手が、ゴール近くまで来てバッタリ倒れ、助け起こされてゴールしました(失格)。その時の彼のコメントは、「人間にとってはあの距離が限界だ」と言いました。それで、スタートから倒れた地点までの距離を採用した。
A古代ギリシャの紀元前490年のマラトンの戦いで、ペルシャに勝ったアテナイの伝令フィディビディスが城下町の門まで走り報告して息絶えました。この古い伝説に従ってマラトンの古戦場からアテナイの城門跡までを走れる道を実測した距離を採用した。
Bオリンピックで、ある国の王女が、ゴールはスタジアムで見れるけれど、スタートが見れないので、お城の窓から王子や王女たちも見れるようにスタート地点をお城の庭先にまで延長させた。その時のスタートからゴールまでの距離を採用した。
正解はB
 マラトンの丘〜アテナイ城は36.75km。
  第4回のロンドン・オリンピックで、イタリアのドランド・ピエトリ選手がゴールと思って倒れ込み、役員に助けられて失格。「ドランドの悲劇」と言われている。
 正解は、イギリスの王女アレキサンドラの要望で距離が延長されました。当初のコースは、ウィンザー城〜シェファードブッシュ競技場26マイル(41.6km)に、お城の庭までの距離を+α(約600m)して、42.195kmになりました。
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