(5)地域テーマの検定試験 郷土の歴史や文化、産業などに関する知識や技量を測り、一定レベル以上に達した方の合格を評定する、いわゆる「ご当地検定」が全国に広がっています。検定を通じての地域の情報提供や、ファンづくり、突詰めては専門的な観光ガイドの発掘・養成が目指しているところ。地域PRを主眼に観光客も参加できるイベント的な試験か、郷土ファン向けの専門的な高度な知識を問う試験か、判断を要するところです。受験者や特に合格者への特典の用意、街を挙げての歓待プログラムなど地域の協力が必要です。 ただ、出題範囲に限界があり、また問題作成から採点、専門の監修者、試験会場対策など人手や手間が意外にかかるなど、3年目以降の継続が難しいのは事実。ずっと継続して実施するのは大都市でなければ、地域のPRに重点を置いた方式が無難。