主な映画・テレビドラマに登場するひょうご(ロケ地)
  (郷土史にかかる談話 63)
  豊かな自然、歴史、文化が四季の彩りに併せて、正に「絵になる」ひょうご。映画やテレビに、舞台として、ロケ地として、多く登場しています。世界遺産あり、絶景あり、歴史的な遺産、文化財も豊富に、また都会の魅力を代表するような箇所が取り上げられています。
 それらの主なものを地域別に紹介しましょう。

※ひょうごロケ支援Net
兵庫県北から南へ西から東へ、まるごとひょうごロケ支援Netが支援します。県と県内のFC・市町等が連携し、兵庫県内での映画やテレビなどの映像制作のために様々なサービスを提供しています。
@撮影場所の紹介・情報提供を行います。A可能な限り、ロケハンの案内やロケの立ち会いを行います。B各種許可申請に関する情報提供を行います。Cその他、撮影に関する各種ご相談に応じます。
 また、2020年度から、エキストラ出演を希望する県民に事前登録制度を始めます。ウェブサイトからメールで登録を受け付ける予定。

ひょうごロケ支援Net

ひょうごロケ地MAP

三木フィルムコミッション

丹波篠山フィルムコミッション

あわじシネマぶらり


高砂市フィルムオフィス

あわじフィルムオフィス
年(公開)
題 名
制作・配給元
市 町
ロケ地・舞台など
2024
あまろっく
映画
尼崎市

阪神尼崎駅前中央公園、尼崎城址公園、尼ロック(尼崎閘門)、三和本通商店街、如来院、明倫橋、くすのきや食堂、お菓子の白光堂、ケーキハウス・ショウタニ、第一敷島湯、北堀河遊歩道、尼ロック、尼崎市立魚釣公園、讃岐うどん・はるしん、喫茶コロンビア、きくや、鉄板焼・貴布祢、ラムール、桂華、ヒロセエンジニアリング

2024

きみの色 アニメ映画 西宮市 主人公トツ子が通う高校校舎群のモデルは神戸女学院岡田山キャンパス(西宮市)
年(公開)
題 名
制作・配給元 
市 町
ロケ地・舞台など
2023
たとえあなたを忘れても
朝日テレビの連続ドラマ
芦屋市

第8話で「ファミリー喫茶レマン」

2023
エルビス・希望、あるいは災い 関西テレビドラマ 尼崎市 三和市場、珈論琲亜
         
年(公開)
題 名
制作・配給元 
市 町
ロケ地・舞台など
2022
拾われた男
TVドラマ
ウオルトディズニー・ジャパン/NHK
尼崎市

武庫川河川敷、阪神「武庫川駅」、西長洲のベイコム野球場

2022
あなたのブツが、ここに
NHKテレビドラマ 尼崎市 新三和サンロード商店街、杭瀬中市場、西武庫公園、第一敷島湯、園田ダイヤハイツの螺旋階段
         
年(公開)
題 名
制作・配給元 
市 町
ロケ地・舞台など
2021
カムカムエヴリバディ
NHK連続ドラマ
尼崎市

田能西公園、藻川河川敷

2021
ムショボケ 朝日テレビドラマ 尼崎市 三和市場、開明庁舎、開明中央公園、塚口北公園
         
 黒澤監督の不屈の名作『隠し砦の三悪人』(1958年)、『姿三四郎』(1965年)、松本清張の推理小説『内海の輪』(1971年)は西宮市北部の奇岩地の蓬莱峡で撮影されました。谷崎潤一郎の『細雪』(1959年)は、夙川堤(西宮市)や阪急芦屋川駅(芦屋市)が、堀江謙一さんの『太平洋ひとりぼっち』(1963年)は西宮浜、加山雄三の『海の若大将』(1966年)はこの西宮浜と関西学院(西宮市)、『大菩薩峠』(1966年)の撮影は宝塚山中で行われました。NHK大河ドラマ『義経』(1966年)には川西市の多田神社が、村上春樹の『風の歌を聴け』(1981年)では今は取り壊されてしまった西宮球場や香櫨園テニスコート、芦屋市民プール、芦屋浜が登場します。野坂昭如の『火垂るの墓』(アニメ1988年、TVドラマ2005年)は、西宮回生病院、阪神電鉄香櫨園駅、阪急電鉄夙川駅、夙川公園(西宮市)、ニテコ池ほかが登場。『シーズ・レイン』(1993年)には芦屋市民プール。

涼宮ハルヒの時計塔
(西宮市)

西宮を主舞台にした『涼宮ハルヒの憂鬱(シリーズ)』(2006年〜)には多くのモデル箇所が登場します。尼崎中央商店街、県立西宮北高校、阪急電鉄西宮北口駅とその駅前公園、(ハルヒの)時計塔、その近くの珈琲店カフェ・ドリーム、アクタ西宮(北口図書館)、香櫨園駅前中央図書館、夙川学院中高等部、夙川公園、甲山、市立大社中学校、市立上が原中学校、廣田神社、ロイヤルホームセンター西宮、武庫川河川敷、西宮中央運動公園などなど。
 『阪急電車・片道15分の奇跡』(2011年)では、宝塚市立手塚治虫記念館、宝塚ガーデンフィールズ、宝塚ホテル(宝塚市)、関西学院、夙川公園(西宮市)、平林寺(宝塚市)ほか、阪急今津線沿線各地などが映っています。
 昭和レトロを醸し出す『ALWAYS・続三丁目の夕日』(2007年)に武庫川女子大学甲子園会館、この甲子園会館では、TVドラマ『落日燃ゆ』(2009年)やTVドラマ『球形の荒野』(2010年)、映画『日本のいちばん長い日』(2015年)、映画『秘密 THE TOP SECRET』(2016年)が登場します。『ALWAYS三丁目の夕日‘64』(2012年)では、尼崎市立文化財収蔵庫というちょっとマイナーな箇所が。
 人気コミックの映画化『縫い裁つ人』(2014年)に、能勢電鉄「山下駅」近くの旧平賀邸(川西市郷土館)、西宮市のヨシムラ洋服店、神戸女学院(西宮市)と多くの街並みが登場します。
 また、『長門有希ちゃんの消失』(2015年)は、以前の『涼宮ハルヒの憂鬱』のサイドストーリー作品で、バイプレイヤーの長門有希ちゃんが主人公のアニメ。これにはハルヒと同様の舞台になりますが、阪急西宮北口駅、ハルヒの時計塔、珈琲屋ドリーム、廣田神社、夙川公園、夙川河川敷、県立西宮北高校、西宮市立中央図書館、武庫川河川敷、甲山森林公園なかよし池、阪急甲陽園駅周辺、西宮上が原周辺、芦屋の苦楽園口周辺、樋ノ池公園、尼崎の尼崎駅前商店街などが取り上げられています。
 NHKの朝ドラ『べっぴんさん』(2016年)は、主には神戸市内や淡路島が中心ですが、能勢電鉄「山下駅」近くの旧平賀邸(川西市郷土館)とその隣にある和風の旧平安邸が創業者仲間の家として、この進駐軍に接収された洋館が登場します。映画『HIGH & LOW THE MOVIE』(2016年)は尼崎の中島新橋でも撮影。映画『幼な子われらに生まれ』(2016年)は西宮名塩駅のニュータウン「シェラビア東山台」の斜行エレベーターで撮影されました。
 フジTVアニメ『サザエさん』(2017年)には、伊丹スカイパーク(伊丹市)、西宮酒造(西宮市)、ヨドコウ迎賓館(芦屋市)、大野アルプスランド(猪名川町)が登場します。映画『キセキの葉書』(2017年)は北山緑化植物園(西宮市)で撮影。
 また、通信大手企業のCM(2018年)にイチローが、鳳来峡(西宮市)で、(須磨アルプスの馬の背、市立森林植物園)ロケで登場走っています。映画『センセイ君主』(2018年)は、神戸女学院大学(西宮市)で撮影。NHK朝ドラ『まんぷく』には、主人公が勤めていたホテル(外観)は武庫川女子大学の甲子園会館(旧甲子園ホテル)(西宮市)や神戸女学院の岡田山キャンパス(西宮市)で撮影されました。KADOKAWAファントム・フィルムの映画『焼肉ドラゴン』 (2018年)は、猪名川の河川敷(尼崎市、伊丹市)と尼崎市立文化財収蔵庫(尼崎市)で撮影。
 また、阪神淡路大震災の記憶を伝える自主映画『にしきたショパン』(2019年)は勿論西宮市が舞台。県立西宮高校音楽部のレッスン室、西宮市卸売市場、阪急西宮北口駅近辺などが続出します。
テレビ朝日ドラマの『科捜研の女』(2019年)には、大阪湾広域臨海環境整備センター尼崎事業所が登場、NHK朝ドラ『スカーレット』では川西市黒川公民館(川西市)が。
 関西テレビドラマの『DIVER-特殊潜入班-』(2020年)の第3話に、阪急今津線「仁川駅」と「逆瀬川駅」前アピアで撮影されました。


尼崎市立文化財収蔵庫(尼崎市)

宝塚市立手塚治虫記念館(宝塚市)

多田神社(川西市)

ニテコ池(西宮市)

蓬莱峡(西宮市)

廣田神社(西宮市)

関西学院(西宮市)

夙川公園(西宮市)
年(公開)
題 名
制作・配給元 
市 町
ロケ地・舞台など
2025
室町無頼
東映映画
加東市

播州清水寺

         
年(公開)
題 名
制作・配給元 
市 町
ロケ地・舞台など
2024
輝け星くず
映画
明石市

県立明石公園の喫茶店、林崎松江海岸、東朝霧丘の坂道と明石海峡大橋、ホテル、ライブハウス、ビリヤード場

2024
ルート29 映画 姫路市 姫路駅前小溝筋商店街、協和通り商店街、紺屋町、北平野天満神社境内、増位山随願寺の森
宍粟市 ドライブインオアシス、元祖そうめん流し「みやなが」、音水湖、新戸倉トンネル、一宮町千町岩塊流
年(公開)
題 名
制作・配給元 
市 町
ロケ地・舞台など
2023
レジェンド&バタフライ
東映の映画
加東市

信長の比叡山焼き討ち合戦ロケで朝光寺、つくばねの滝

2023
ヴィレッジ 映画 加古川市 平之荘神社の野外能舞台
  NHK大河ドラマ『太閤記』(1965年)と翌年の同ドラマ『秀吉』(1996年)には三木城跡(三木市)。
 
TBSドラマドラマ『名探偵浅見光彦シリーズ・『須磨明石殺人事件』(2000年)、辰巳琢郎主演では、JR明石駅と明石城、山陽電鉄の明石駅と人丸前駅、明石天文科学館、明石市立文化博物館、明石港、JR朝霧駅東道路、魚の棚商店街、同商店街内の玉子焼屋、明石原人の腰骨発見地(大久保町八木)と、正に明石が舞台。 『ココニイルコト』(2001年)では明石市立天文科学館、『カムイ外伝』(2009年)では加西市の古法華自然公園、長石石切場、ハイキングコースで撮影されました。
 高校生のジャズバンド部の活躍を描いた、映画『スウイング・ガールズ』(2004年)のモデルになったのは、県立高砂高校のジャズバンド部。

三木城跡(三木市)

旧玉置家住宅(三木市)
 野坂昭如の『火垂るの墓』(TVドラマ2005年)は、旧鶉野海軍飛行場跡の旧道で撮影されました。妹尾河童さんの映画『少年H』(2012年)のロケには、加古川市のニッケ社宅街が、また、NHKの朝ドラ『マッサン』(2014年)では、同じく「ニッケ社宅倶楽部」の建物がロケに使われました。NHK大河ドラマ『軍師官兵衛』(2014年)では観音寺(加古川市志方)や御着神社(高砂市)が登場します。
 特番かんさいTV『みんなで考える戦後70年〜芸能人が探る自分ヒストリー〜』(2015年)には三木市の旧玉置家住宅、旧三木鉄道石野駅舎、八神神社、御坂サイフォン浮沈橋、三木商工会館が登場します。
 フジTVアニメ『サザエさん』(2017年)には、魚の棚(明石市)、日本へそ公園(西脇市)、闘竜灘(加東市)、北条鉄道法華口駅(加西市)が登場します。映画『鋼の錬金術師』(2017年)は県立播磨中央公園(加東市)ファンタジロードや河高交流センター(加東市)で撮影。

明石市立天文科学館
(明石市)

御坂のサイフォン浮沈橋
(明石市)

法華一乗寺(加西市)

旧鶉野海軍飛行場跡
(加西市)
年(公開)
題 名
制作・配給元 
市 町
ロケ地・舞台など
2023
キングダム 運命の炎
映画
赤穂市

建設会社の採石場跡

2023
たとえあなたを忘れても 朝日テレビドラマ 姫路市 三栄会広畑病院
 西播磨地域でロケ地に取り上げられるだんトツは姫路城です。松竹映画『女の園』(1954年)、東映『宮本武蔵』(1961年)、『椿三十郎』(1962年)、ショーン・コネリーと浜美枝の『007は二度死ぬ』(1967年)、東映映画『トラック野郎・爆走一番星』(1974年)、『柳生一族の陰謀』(1978年)、東映映画『赤穂城断絶』(1978年)、『将軍』(1980年)、黒澤監督の『影武者』(1980年)、東映映画『夢千代日記』(1985年)、東映映画『江戸城大乱』(1991年)、『梟の城』(1999年)には忍者養成所として、NHK『プロジェクトX“白鷺舞え・空前の解体工事”』(2001年)、TBS時代劇『水戸黄門』(2002年)、NHK大河ドラマ『武蔵〜MUSASHI~』(2003年)、松竹『隠し剣 鬼の爪』(2004年)、NHK『姫路城〜白鷺の迷宮・400年の物語〜』(2004年)、『大奥』(2006年)、東映『憑神』(2007年)、ドラマ『暴れん坊将軍』(2008年)、『カムイ外伝』(2009年)、『るろうに剣心』(2012年)、『天地明察』(2012年)、『大奥〜永遠〜右衛門左・綱吉編』(2012年)、インド映画『VAI RAJA VAI』(2014年)、NHK『歴史秘話ヒストリア“石田三成と黒田官兵衛”』(2014年)、NHK『ひょうご官兵衛を訪ねて・総集編』(2014年)、ドラマ『必殺仕事人』(2014年)、NHK『歴史秘話ヒストリア“なんでこんなに真っ白なの”』(2015年)、フジTVドラマ『松本清張スペシャル・かげろう絵図』(2015年)、同じくフジTV『スペシャルドラマ・大奥』(2015年)、関西TV『BRIDE はじまりは1995.1.17神戸』(2018年)、毎日TV『世界ふしぎ発見!』(2018年)でも、また『引っ越し大名!』(2019年)で、西の丸石垣前やロの渡櫓。
 その次に多く登場する赤穂市では、NHK大河ドラマ『赤穂浪士』(1964年)、同『元禄太平記』(1975年)、同『峠の群像』(1982年)、同『元禄繚乱』(1999年)には赤穂城跡が、また、『最後の忠臣蔵』(2010年)やドラマスペシャル『忠臣蔵〜その男大石内蔵助〜』(2010年)や『47RONIN』 (2013年)、ドラマ『必殺仕事人』(2014年)には城跡が。赤穂市内の浪士ゆかりの地が、NHKドラマ『どんび』(2012年)ではJR.赤穂線の天和駅や赤穂港が、『超高速!参勤交代リターンズ』(2016年)など多くに登場します。
 書写山圓教寺(姫路市)も格好のロケ地です。『ラストサムライ』(2003年)、NHK大河ドラマ『武蔵〜MUSASHI~』(2003年)、東宝『源氏物語 千年の謎』(2011年)、『天地明察』(2012年)、NHK大河ドラマ『軍師官兵衛』(2014年)、『駈込み女と駆出し男』(2015年)、フジTVアニメ『サザエさん』(2017年)、映画『本能寺ホテル』(2017年)や司馬遼太郎さんの映画化『関ヶ原』(2017年)でも、またコミック映画化の『3月のライオン』(2017年)では常行堂能舞台などで。
 姫路城の近くの好古園も多い。TBS時代劇『水戸黄門』(2002年)、『TAJOMARU』(2009年)、『るろうに剣心』(2012年)、『大奥〜永遠〜右衛門左・綱吉編』(2012年)、『幕末高校生』(2014年)など。
 播磨の小京都と称されるたつの市旧市街地も、その落ち着いた風情のある街並みがロケ地に選ばれることが多くなっています。フジTVの山村美沙サスペンス『赤い霊柩車・武者行列殺人事件』(2012年)では、赤とんぼ歌碑、龍野城、聚遠亭、武者行列、如来寺、カネキ醤油、末廣醤油、旧脇坂屋敷周辺道路、如来寺周辺道路、JR本龍野駅、室津港などが登場します。
姫路城(姫路市)

書写山圓教寺(姫路市)

大石神社(赤穂市)
  その他の箇所では、ベルリン国際映画祭で銀熊賞(芸術貢献)受賞した映画『鑓の権三』(1986年)では佐用町平福の川沿絵の土蔵群が映り、『太平記』(1991年)では上郡町の赤松氏ゆかりの円心館、松竹『男はつらいよ・寅次郎夕焼け小焼け』(1976年)ではたつの市の市街の聚遠停、旧船坂邸、門の外、龍野城、如来寺、龍野小学校校庭、と赤とんぼ公園、本町の街並み、ヒガシマル醤油第二工場周辺、清江橋など次々と登場。NHK大河ドラマ『てるてる家族』(2003年)には姫路市内のヒメジアリーナ、動物園、姫路セントラルパークも映っています。NHK大河ドラマ『武蔵〜MUSASHI~』(2003年)では佐用町平福の武蔵決闘の地碑や姫路の海岸「小赤壁」が、NHK大河ドラマ『新撰組』(2004年)には亀山本徳寺(姫路市)、NHK『姫路城〜白鷺の迷宮・400年の物語〜』(2004年)には城のほかに千姫天満宮、伊勢屋本店、姫路護国神社が登場。『愛と死を見つめて』(2006年)では赤穂の坂越浦、映画『火垂るの墓』(2008年)では姫路の清瀬一郎邸で撮影。
 『ノルウェイの森』(2010年)は姫路の北の神河町の砥峰高原で、ここはTVドラマ『上意討ち〜拝領妻始末〜』(2013年)でも撮影されました。NHK大河ドラマ『平清盛』(2012年)では、砥峰高原のほかに室津港や室津海駅館が登場します。
 NHK大河ドラマ『軍師官兵衛』(2014年)では砥峰高原のほか廣峯神社(姫路市)や亀山本徳寺(姫路市)が、また、赤西渓谷(宍粟市)がタイトルバックに登場。ほか、周辺紹介で、佐用町の上月城跡、大撫山展望台、福原城跡、飛龍の滝が、宍粟市の山城城跡や山陽盃酒蔵が、たつの市の赤とんぼ荘、龍野古城、ヒガシマル酒蔵の元本社工場、姫路市の青山古戦場跡、英賀神社、英賀城跡、秩父山などが登場。
 NHK朝ドラ『ごちそうさん』(2014年)には八葉寺(姫路市)が登場。

 『るろうに剣心』(2012年)と『幕末高校生』(2014年)には西御屋敷跡庭園(姫路市)が登場します。
  最近では、いろいろな箇所が選ばれています。『夏の終り』(2012年)や、NHK朝の連続ドラマ『あさが来た』(2015年)では姫路市内の兵庫県立大学の新在家キャンパスのゆりの木会館(旧高校校舎)・講堂が、『寄生獣』(2014年)には姫路市内の山陽内科クリニックや山陽電車沿線のアパートが、NHK『ひょうご官兵衛を訪ねて・総集編』(2014年)には城のほかに広峯神社、青山古戦場跡、御着城跡、国府山などが登場しています。テレビ朝日のドラマ『科捜研の女13“偽装工作の罠”』(2014年)には、分析依頼した播磨テクノポリスの大型放射光施設スプリング8の風景が登場します。
 映画『信長協奏曲』(2016年)は砥峰高原(神河町)で、NHK大河ドラマ『真田丸』(2016年)には後藤又兵衛碑のある福田寺(姫路市)が、またドラマ『勇者ヨシヒコと導かれし七人』(2016年)には太陽公園(姫路市)、映画『本能寺ホテル』(2017年)には姫路市内の亀山本徳寺でロケ。ギャガの映画『マンハント』(2018年)は、室津漁港(たつの市)で撮影。
 映画『アルキメデスの大戦』(2019年)は、相生市のIHI相生工場、同鋳造部で撮影されました。
 Webアニメ『攻殻機動隊 SAC2045』(2020年)では、播磨科学公園都市(たつの市、上郡町)が描かれています。

赤穂城跡(赤穂市)

御着城跡(姫路市)

兵庫県立大学の新在家キャンパスとゆりの木会館(旧高校校舎)(姫路市)

青山古戦場跡(姫路市)
年(公開)
題 名
制作・配給元 
市 町
ロケ地・舞台など
2023
舞いあがれ!
NHKのテレビ朝ドラ
豊岡市

コウノトリ但馬空港内にある展示機YS-11の客室

2023
AIR/エア 映画 香美町 町立香住天文館や香住漁港
2023
レジェンド&バタフライ 映画 養父市 杉ケ沢高原
年(公開)
題 名
制作・配給元 
市 町
ロケ地・舞台など
2022
ガンニバル
ドラマ
養父市

大庄屋記念館、明延鉱山探検坑道

         
  但馬ではやっぱり竹田城跡(朝来市)が有名です。『天と地と』(1990年)では天空の城を再現、NHK大河ドラマ『花の乱』(1994年)と、松本清張のドラマ『砂の器』では鎧駅(香美町)や宇日港(豊岡市)が、『高倉健の『あなたへ』(2012年)にも城跡とともにJR竹田駅が登場。また、『天地明察』(2012年)のほか、『忍たま乱太郎 夏休み宿題大作戦の段』(2013年)、NHK大河ドラマ『軍師官兵衛』(2014年)にも。
  城崎温泉(豊岡市)も撮影常連の地、MBSドラマ『浅見光彦シリーズ・城崎温泉殺人事件』(1995年)が辰巳豚郎で老舗旅館の三木屋ほか温泉街・玄武洞なども。また、NHK朝の連続ドラマ『ふたりっ子』でも温泉と香住の今子浦海岸風景、JR山陰本線「鎧駅」や余部鉄橋が、『SUPPINぶるうす ザ・ムービー』(2004年)でも温泉が登場。
 ほか、吉永小百合さん主演で人気を集めたNHKドラマ『夢千代日記』(1981〜1984年)は舞台となった湯村温泉(新温泉町)が、冒険家の『植村直樹物語』(1986年)では豊岡市の植村直樹記念館が、また、NHK大河ドラマ『新撰組』(2004年)には、豊岡市出石町内の桂小五郎が潜居していた屋敷が登場します。フジTVアニメ『サザエさん』(2012年)には但馬空港(豊岡市)が舞台に。
 NHKの『兵庫発地域ドラマ“あったまるユートピア』(2017年)は主舞台となる情緒溢れる城崎温泉街と舞台芸術のメッカである城崎国際アートセンター、円山川の風景、豊岡市内の元銀行のレトロビル「オーベルジュ豊岡1925」が登場。NHKドラマ『女子的生活』(2018年)は香美町内のJR香住駅、駅前の喫茶¥茶々」や香住漁港、市杵島橋周辺海岸ほかで撮影されました。

竹田城跡(朝来市)

城崎温泉(豊岡市)

香住海岸(香美町)

湯村温泉(新温泉町)

玄武洞(豊岡市)

城崎温泉三木屋(豊岡市)
年(公開)
題 名
制作・配給元 
市 町
ロケ地・舞台など
2023
レジェンド&バタフライ
東映の映画
丹波篠山市

篠山城跡

         
 丹波では篠山城跡の大書院(篠山市)がロケ地に選ばれます。NHK大河ドラマ『徳川家康』(1983年)、NHK大河ドラマ『葵徳川三代』(2000年)、映画では『火天の城』(2009年)に登場。『行きずりの街』(2010年、TVドラマ『水戸黄門』(2011年)、映画『女信長』にも。

篠山城大書院(篠山市)

柏原藩陣屋跡(丹波市)

達身寺(丹波市)
渥美清の金田一耕助シリーズ『八ッ墓村』(1977年)では丹波市の古刹・達身寺が、NHK大河ドラマ『春日局』(1989年)で出身地の丹波市春日町の興禅寺が、NHK大河ドラマ『江・姫たちの戦国』(2011年)では柏原藩陣屋跡(丹波市)が登場します。
年(公開)
題 名
制作・配給元 
市 町
ロケ地・舞台など
2024
余命一年の僕が、余命はんとしの君と出会った話
Netflix映画
淡路市

多賀の浜海水浴場

         
年(公開)
題 名
制作・配給元 
市 町
ロケ地・舞台など
2023
稲妻ムービ−マーケット
サンテレビの連続ドラマ
洲本市など
淡路島内各地

淡路島内各地で撮影される。淡路島唯一の映画館「洲本オリオン」や洲本新開地エリア、由良地区

2023
たとえあなたを忘れても 朝日テレビの連続ドラマ 南あわじ市 第1話第2話第5話で吹上の浜、同キャンプ場
第3話で塩谷川河口付近防波堤、
第7話で慶野松原海水浴場、
洲本市 第5話では「淡路 夢泉景」、商店街「コモード56」のストリートピアノ、
第9話最終話で、淡路夢泉景、大浜海岸
2023
嘘八百なにわ夢の陣 映画 洲本市 大浜海岸
       
年(公開)
題 名
制作・配給元 
市 町
ロケ地・舞台など
2022
すずめの戸締まり
アニメ映画
南あわじ市

モデルに大鳴門橋

淡路市 明石海峡大橋
2022
青色のピンク 短編映画 洲本市 洲本本町商店街8丁目、新開地、五色町鮎原地区
南あわじ市 津井地区
淡路市 岩屋海水浴場、ジェノバライン、佐野地区 ほか
2022
さようなら 映画 洲本市 洲本港、洲本バスセンター、Drinker's Space GEORGES ほか
2022
とんび 映画 南あわじ市 吹上の浜
       
年(公開)
題 名
制作・配給元 
市 町
ロケ地・舞台など
2021
ブラタモリ
〜神はナゼ淡路島を”はじまりの島”にした!?〜
NHKテレビ番組
淡路市

松帆台場(徳島藩)、緑の道しるべ江崎公園、五斗長垣内遺跡、北淡震災記念公園野島断層保存館、伊弉諾神宮

南あわじ市 津井の海岸、いぶしギャラリー瓦廊、土生港、沼島汽船沼島港のりば、上立神岩
2021
カムカム エブリバディ NHK朝ドラ(連続テレビ小説) 洲本市 洲本市民球場
南あわじ市 阿万スポーツセンターのグランド、南淡路水仙郷の県道76号線、国立淡路青少年交流の家の控室
2021
なんのちゃんの第二次世界大戦 映画 洲本市 洲本市役所周辺、皿池、市五色庁舎、洲本警察署、ポネール、淡路信用金庫、特別養護老人ホーム「くにうみの里」
南あわじ市 丹羽石材店、南あわじ市役所、市文化体育館「元気の森ホール」
淡路市 大磯地区、岩屋地区、仮屋墓地
2021
名も無き世界のエンドロール 映画 南あわじ市 丸山「海の展望公園」
       
年(公開)
題 名
制作・配給元 
市 町
ロケ地・舞台など
2020
日本独立
映画
南あわじ市

吹上の浜

淡路市 久野々地区
年(公開)
題 名
制作・配給元 
市 町
ロケ地・舞台など
2019
引っ越し大名
松竹映画
南あわじ市

慶野松原

2019
白い巨塔 テレビ朝日ドラマ 淡路市 テレビ朝日開局60周年記念のドラマ
安藤忠雄氏の設計によるリゾートハウス「TOTOシーウィンド淡路」
2019
レ・ミゼラブル フジテレビドラマ   県道31号福良江井岩屋線
年(公開)
題 名
制作・配給元 
市 町
ロケ地・舞台など
2018
まんぷく
NHK朝ドラ
南あわじ市

吹上の浜

2018
阿久悠;昭和が生んだ歌謡界のモンスター BS朝日 洲本市 ウエルネスパーク五色、洲本オリオン、県立洲本高校 ほか
年(公開)
題 名
制作・配給元 
市 町
ロケ地・舞台など
2017
亜人
東宝映画
淡路市

淡路夢舞台、国際会議場

2017
ロスト・エモーション 海外の映画 淡路市 淡路夢舞台、国際会議場、グランドニッコー淡路
2017
歴史秘話ヒストリア NHKテレビ番組 洲本市 大浜海水浴場や三熊山
淡路市 摩耶山
2017
サザエさん フジテレビアニメ 南あわじ市 鳴門海峡の渦潮
2017
山田孝之の元気を送るテレビ テレビ東京の番組 南あわじ市 国生みで有名な沼島の上立神岩など
年(公開)
題 名
制作・配給元 
市 町
ロケ地・舞台など
2016
べっぴんさん
NHK朝ドラ
淡路市

淡路市の国立明石海峡公園や佐野・長畠地区(CGで神戸市街をはめ込み)、都美人酒造


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年(公開)
題 名
制作・配給元 
市 町
ロケ地・舞台など
2015
あさが来た
NHK朝ドラ
淡路市

あわじ花さじき

2015
神苦楽島
〜浅見光彦シリーズ〜
フジテレビドラマ 淡路市 淡路ハイウエイオアシス、市立釜口小学校、市立岩屋小学校、石上神社、野島浜集会所、西岡公会堂、岩屋漁港、岩屋まちなか、淡路島国営明石海峡公園、淡路夢舞台、ウェスティンホテル淡路、仮屋漁村センター、伊弉諾神宮
洲本市 洲本ポートターミナル、淡路島テレビジョン、鮎原河上天満宮、洲本本町商店街7丁目、洲本城、生石公園、市立淡路文化史料館
南あわじ市 うずしおクルーズボート南淡路、道の駅うずしお、伊毘漁港 ほか
  淡路島は島内各地にロケ地があります。『瀬戸内少年野球団』(1984年)では、高田屋嘉兵衛公園(洲本市五色町)、同公園内の瀬戸内少年野球団の碑、また南あわじ市の阿那賀小学校、洲本市の船瀬漁港や鳥飼八幡宮が登場。阪神淡路大震災を描いた『マグニチュード』(1997年)では洲本市街、NHK大河ドラマ『功名が辻』(2006年)では阿波藩とゆかりの洲本城跡、洲本市立文化史料館など。ドラマ『おみやさん』(2006年)では慶野松原(南あわじ市)や「道の駅あわじ」(淡路市)。野坂昭如氏の直木賞作品小説の実写版映画『火垂るの墓』(2008年)は兄弟が海で戯れる様子が南あわじ市の吹上浜が登場。日本TVの『Lにっぽん』(2008年)では南淡路市の「うずの丘展望台」で撮影。
東映映画『火天の城』(2009年)では、織田信長の城安土城からの琵琶湖風景を模して、野島貴島の土取跡地(淡路市)から撮影された。
フジテレビの浅見光彦シリーズの探偵ドラマ『遺骨』(2011年)は、淡路市の常隆寺や道の駅あわじ、明石淡路フェリー(たこフェリー)が登場します。映画『BRAVE HEARTS 海猿』(2012年)、『長谷川町子物語〜サザエさんが生まれた日』(2013年)は南あわじ市の名勝・慶野松原で、洲本市の洲本港やイングランドの丘「くにうみの館」が、また淡路市の「深草の菜園」でロケが行われました。また、農家民宿「天空庵」が映画『メモリーズ・コーナー』(2013年)で撮影されました。瀬戸内寂聴さんの小説の映画『夏の終り』(2013年)では、洲本市内の城下町洲本レトロこみちが登場。映画『幕末高校生』(2014年)は淡路島内が映っています。

瀬戸内少年野球団の碑(洲本市)

高田屋嘉兵衛公園(洲本市)

慶野松原(南あわじ市)

洲本市立文化史料館(洲本市)
 神戸については、別ページを参照ください。
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(48)映画・TVドラマ
に登場する神戸
(ロケ地)

(46)小説『少年H』の舞台、神戸の
下町を巡る
その他、小説・アニメ・漫画の舞台
 これらの他に、小説・アニメ・漫画の舞台となっている主だった箇所も紹介します。志賀直哉『城之崎にて』は豊岡市の城崎温泉、新田次郎『孤高の人』は新温泉町の氷ノ山や神戸の六甲山が、司馬遼太郎『菜の花の沖』は地元の洲本港など。手塚治虫の漫画『アドルフに告ぐ』は、宝塚市や神戸市が(別ページ参照)、また、木村紺の漫画『神戸在住』には、神戸市のほか姫路市、明石市、淡路市、洲本市と多く登場します(別ページ参照)。
※別ページ:右の写真をクリックして下さい。

(58)漫画『アドルフに
告ぐ』
(手塚治虫・作)
の 舞台(神戸)を巡る

(56)漫画『神戸在住』(木村紺・作)の舞台を巡る
 横溝正史の金田一耕助シリーズ(別ページ参照)には、『八つ墓村』は神戸が、『悪魔が来たりて笛を吹く』の舞台は神戸のほか、明石港、淡路市の岩屋・仮谷。『悪魔の手毬唄』では神戸のほかに佐用町、『三つ首塔』では宍粟市一宮町、『悪霊島』では神戸のほか宍粟市山崎町が舞台になっています。
 内田康夫の浅見光彦シリーズ(別ページ参照)では、『遺譜・浅見光彦最後の事件』には篠山市、丹波市、西宮市、神戸市、『“須磨明石”殺人事件』には明石市、神戸市、『神戸殺人事件』では芦屋市、西宮市、三木市、神戸市、『遺骨』には明石市、淡路市、『神苦楽島』には淡路市、洲本市、南あわじ市、神戸市、『薔薇の殺人』には宝塚市、神戸市、『はちまん』には川西市、神戸市、『白鳥殺人事件』には尼崎市、神戸市が舞台として登場します。
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(14)名探偵
金田一耕助と
ひょうご

(31)名探偵
浅見光彦と
ひょうご
(2016年5月〜、2024年9月)
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